エアゾール式簡易消火具の取り扱いに注意しましょう
最近、エアゾール式(スプレータイプ)の消火器具が人気を集めています。
この消火具は、くずかご、石油ストーブ、カーテン、天ぷら油等規模の小さいごく初期の火災で適切に用いれば効果がありますが、その特性を理解せずに用いると危険な場合もあります。
(上の写真は国産の「強化液」タイプ鑑定合格品です。)
- ご購入の際は、取扱説明書等をよく読みましょう。
- すでに購入されているかたも、今一度取扱い方法を確認しましょう。
- これらの消火具は以下のようなタイプがあり、どちらのタイプかは容器に表示されているので確認しましょう。
「ハロン」タイプ | 可燃物の冷却効果が弱いため、天ぷら油が発火したような場合には、一時的に炎は消えても再度発火する可能性があります。 ※オゾン層破壊等、環境に影響があるので必要なとき以外は放射しないよう注意して下さい |
---|---|
「強化液」タイプ | アルカリ金属類の水溶液であり、浸透性が高く、冷却効果を持つため、上昇した油温を下げ、天ぷら油火災でも、ほぼ確実に再燃することなく消火できます。 |
《ハロンや代替フロンを消火薬剤とした商品は、天ぷら油火災には有効ではありません。》
- 輸入品等の中には、天ぷら油火災に使用すると火が消えず、逆に炎が大きくなるような危険なものもありますので、ご購入される際は、次の点に注意して下さい。
日本消防検定協会が実施する鑑定を受けたことを示すマークが入ったものをお勧めします。
保管場所にも注意を!
冷蔵庫の上に置いてあったエアゾール式簡易消火具の破裂事故が発生しています。
水や湿気の多いところ、こんろ・暖房器具など高温の場所を避けて(0からプラス40度)保管してください。
お問い合わせ
- 富良野消防署予防課予防係
- 〒076-0023 富良野市栄町18-20
- 電話:0167-23-5119
- ファックス:0167-23-1559