5月上旬から、北の峰町、若葉町、春日町の公園やスーパーの周辺で、キツネが「人によって来る」「買い物袋に飛びかかってくる」という情報が寄せられています。
キツネはエキノコックス症の原因となる寄生虫を保有している可能性があります。
可愛いからといってキツネを餌付けしたり、呼び寄せたり、手で触れることは絶対にやめましょう。
キツネを寄せ付けない対策
キツネは「鳥獣保護法」により、野生動物として保護の対象となっているため、原則、駆除(捕獲)はできません。
そのため、キツネを寄せ付けない対策の実施が必要となります。人からエサをもらったり、生ごみの味を覚えたりしたキツネは、何度も市街地に現れるようになります。
キツネを寄せ付けない環境作りのために次のような対策にご協力ください。
- キツネに向かって大きな音を立てて追い払う
- 木酢液などキツネが嫌がるものを撒く
- キツネを餌付けしない
- 生ごみやペットのエサを放置しない
キツネとエキノコックス症
キツネはエキノコックス症の原因となる寄生虫を保有している可能性があります。
エキノコックス症とは、エキノコックスと呼ばれる寄生虫の卵が、人の口から体内に入り、幼虫となって肝臓などに寄生し、肝機能障害などを起こす病気です。
エキノコックスが寄生したキツネや糞に直接触ったり、糞に汚染された山菜や沢水を口にしたりすることで感染の危険がありますので、手で触れることは絶対にやめましょう。(キツネの体毛に卵がついていることがあります)
(エキノコックス症の関する詳しい情報)
北海道保健福祉部感染症対策局感染症対策課 エキノコックス症の知識と予防
https://www.pref.hokkaido.lg.jp/hf/kst/ekino2.html