景観地区

公開日:

景観地区とは

景観法及び都市計画法に基づく制度で、良好な景観の保全と形成を図るため、建築物の色彩や高さの最高限度等について規制する地区を都市計画決定により指定するものです。
景観地区内において建築物の建築等を計画する際には、事前に富良野市の認定を受ける必要があります。

北の峰景観地区

北の峰地区における雄大な自然景観及び良好な森林環境を保全するため、自然環境と調和しないおそれのある建築物を規制し、富良野市を代表する観光リゾート地としての景観形成に寄与する良質な建築物を誘導することにより、森林と一体となった景観と環境の保全・形成を図ります。

北の峰景観地区では、地区の特性にあわせ、対象区域を3つに区分し、建築物の色彩の制限、建築物の高さの最高限度、敷地面積の最低限度を定めます。

対象区域区分の画像

建築物の新築や増改築、修繕などを行う場合の基準

地区区分

地区区分表
名称 スキー場山麓地区 森林文化地区 下御料地区
面積 約189ヘクタール
(保安林面積約0.3ヘクタール除外)
約9.7ヘクタール
(保安林面積約0.8ヘクタール除外)
約36ヘクタール
(保安林面積約0.8ヘクタール除外)

色彩

建築物の屋根及び外壁の色彩は、マンセル表色系に掲げる色相ごとに、次の表に掲げる彩度を超える色彩を、外壁及び屋根の各立面の見付面積の5分の1を超えて使用しないこと。
ただし素材色で、着色していない石材、木材、土壁、レンガ、金属材、ガラス材等で仕上げた部分はこの限りではない。

彩度一覧表
マンセル表色系による色相 色の彩度
R(赤) 8
YR(黄赤) 8
Y(黄) 6
B(青) 4
上記以外の色相 4

建築物の高さ

建築物の高さ表
建築物の高さ 地区区分 基準
最高限度 森林文化地区/
下御料地区
建築物の高さの最高限度は、20メートルとする。
敷地境界側の高さ制限 森林文化地区/
下御料地区
建築物の各部分の高さは、当該部分から敷地境界までの水平距離に1.5を乗じて得られたものに10メートルを加えた高さ以下とする。
建築物の各部分の高さは、敷地境界までの水平距離の規定による高さの算定については、当該敷地境界部分からの高さとする。
道路側の高さ制限 下御料地区 建築物の各部分の高さは、当該部分から道路の路面中心までの水平距離に1.5を乗じて得られた高さ以下とする。
建築物の各部分の高さは、道路までの水平距離の規定による高さの算定については、道路の路面の中心からの高さとする。
留意点 森林文化地区/
下御料地区
階段室、昇降機塔、装飾塔、物見塔、屋窓その他これらに類する建築物の屋上部分の水平投影面積の合計が当該建築物の建築面積の8分の1以内の場合においては、その部分の高さは5メートルまでは当該建築物の高さに算入しない。

建築物の敷地面積の最低限度

下御料地区:建築物の敷地面積の最低限度は350平方メートルとする。

認定申請

景観地区における建築物に関わる次の行為は、景観法に基づき富良野市への認定申請が必要となり、色彩や高さ等の制限への適合について、認定審査を受けなければなりません。

  • 新築
  • 増築
  • 改築
  • 移転
  • 外観を変更することとなる修繕または模様替え
  • 外壁または屋根の塗装 

様式のダウンロード

認定申請に必要な書類

認定申請書及び建築等計画概要書に、必要に応じて以下に示す図書を添付して2部提出してください。

必要書類一覧表
種類 縮尺 記載すべき事項等
位置図、周辺図 2500分の1以上 建築物の敷地の位置及び当該敷地の周辺の状況を表示
周辺写真 無し 当該敷地及び当該敷地の周辺の状況を示すカラー写真
配置図 100分の1以上 当該敷地内における建築物の位置を表示
立面図 50分の1以上 建築物の彩色が施された2面以上の立面図
(マンセル表色系により表示)
その他参考となるべき事項を記載した図書 無し 敷地面積、階数、延べ床面積がわかるもの

事前相談

認定申請に必要な図書の確認や、良好な景観の形成に支障を及ぼすおそれが少ないことなどにより認定を要しない建築物の規定がありますので、事前に相談をしてください。

認定審査(認定証の交付)

認定申請の提出後、富良野市では、申請内容が色彩や高さ等の制限に適合しているか審査を行い、適合している場合には申請者に認定証を交付します。認定証の交付を受けた後でなければ工事に着手することはできません。

計画を中止するとき

認定申請後に計画を中止した際には、取下届出書(認定証交付前)、取りやめ届出書(認定証交付後)の提出が必要です。

完了届

工事が完了した際には、14日以内に完了届の提出が必要です(完成写真等を添付してください)。

認定申請手数料

認定申請手数料は以下の通りです。

認定申請手数料
区分 金額
スキー場山麓地区内 7,000円
森林文化地区内 8,000円
下御料地区内 9,000円

 

パンフレットダウンロード

カテゴリー