シリーズ第2回目は、「増える外国人観光客」として外国人客の動向についてお知らせします。
富良野市へ訪れる外国人観光客は、ここ数年で急増し、平成28年度の宿泊延数は過去最高の13万2千泊となっています。
国内観光客(道外)が減少する一方、外国人観光客は増加し、本市の観光入込や宿泊延数を支えています。
(訪日外国人の市内宿泊延数推移)
国別 | 宿泊延数 |
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中国 | 30,568泊 |
香港 | 25,596泊 |
台湾 | 15,560泊 |
シンガポール | 14,123泊 |
韓国 | 9,421泊 |
タイ | 5,711泊 |
マレーシア | 4,523泊 |
インドネシア | 1,186泊 |
フィリピン | 640泊 |
インド | 96泊 |
ベトナム | 90泊 |
国別 | 宿泊延数 |
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オーストラリア | 17,624泊 |
アメリカ | 2,931泊 |
イギリス | 1,338泊 |
フランス | 1,171泊 |
カナダ | 684泊 |
ドイツ | 440泊 |
ロシア | 111泊 |
外国人観光客を国別で見ると、上位は、中国、香港、台湾とアジアからの旅行客が中心となっています。
今後の傾向としては、中国本土からの訪日客や、香港、台湾からのリピーターも一定程度見込むことができるため、外国人観光客の入込や宿泊延数は維持できるものと見込んでいます。
富良野・美瑛広域観光推進協議会では、定期的に訪日が期待できる国へ市町村長自ら訪れ、誘致活動を行うトップセールス事業を実施しています。
前回訪れたマレーシアの観光客は前年比2.4倍と効果が表れており、今年度は、経済が発展しつつあるベトナムを訪問し、トップセールスを実施する予定です。
一方、アジア以外では、冬のオーストラリアからのスキー客の来富が堅調で、前年から2割増加しています。
イギリス、フランス、ドイツなどヨーロッパ圏のスキー客も前年比で2倍増となっており、スキー場のブランド力向上につながる効果も期待できます。