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3章・中心市街地の位置及び区域

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1.中心市街地の位置及び区域

中心市街地は、JR富良野駅を中心として富良野の街の形成の当初より本通(中央通)を中心に西側に発展してきた既成市街地と在宅介護支援センター、老人保健福祉施設ふらの、道営住宅の福祉施設等がある東側区域をを含めた約77ヘクタールとする。
この区域は、JR富良野駅の西側の交流・商業・医療機能と東側の居住・福祉機能が一体的に活用されることにより大きな相乗効果が期待される。

(1) 中心市街地の範囲について

中心市街地の範囲は、東西を都市計画道路である黄金通から南7丁目まで、南北を西大通から栄町商店街までとする。

(2) 要件の検証

  1. 集積要件:相当の小売商業者、都市機能が集積していること
    • 富良野市の中心市街地には市内の全ての商店街振興組合及びほとんどの商店会があるなど相当の小売商業者が集積しており、また、7つの金融機関、2つのバスターミナル、高度な医療機関や福祉施設があり、本市及び周辺地域の中心的役割を果たしている。
  2. 趨勢要件:空洞化を生じている、または生じるおそれがあること
    • ここ数年の商業施設の動きをみると、中心市街地の商業施設(特に、大規模小売店舗)が郊外国道沿線に広い敷地を求めて移転しており、中心市街地における空店舗の増加等に代表される空洞化が顕著となってきている。
    • また、全市的な販売額は上昇しているにも関わらず、中心市街地においては"来客数が減少している"、"売上げが減少している"、"利益率が低下している"との意見(商業者アンケート)が多い。
    • さらに、定住人口について10年前と現在を比較すると、富良野市全体の人口が微減もしくは横ばい傾向にあるにもかかわらず、中心市街地では人口で19%の減少(世帯数で9%の減少)となっており、人口の急激な流出による空洞化も生じている。
  3. 広域効果要件:活性化により本市及び周辺地域の発展が期待できること
    • 本市は、ワールドカップスキー大会やラベンダー、テレビドラマ、ワインやチーズなどにより、全国的に知名度の高い都市であり、現在では年間200万人以上の観光入込みを誇る北海道の代表的な観光都市となっていると同時に、南上川圏域の行政・文化等の中心的な役割を担っている。
    • このような本市の広域的な役割の中核を担ってきたのが中心市街地であり、この地域の活性化は、本市ならびに周辺地域の持続的な発展に大きく寄与するものと期待される。

中心市街地活性化基本計画区域図(約77ヘクタール)

中心市街地活性化基本計画区域図

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