富良野市避難所運営マニュアルを改定しましたのでお知らせします。
富良野市避難所運営マニュアル
今般、令和6年能登半島地震を踏まえた避難所運営に係る国のガイドラインにより「北海道版避難所マニュアル」が全面改正されたことを受け、この度、「富良野市避難所運営マニュアル」を改正しました。
このマニュアルは、昨今、各地で発生している災害の教訓や、被災者が保護と支援を受ける権利を有することを踏まえ、避難所が、被災者の健康を守り、その後の生活再建への活力を支える場所となるよう、行政や地域住民、医療・福祉関係者、災害ボランティアなど、避難所に関わる全ての人々が互いに連携し、取り組むべき基本的な事項をまとめたものです。
改訂ポイント
避難所の在り方
- どの季節においても、誰もが安心して快適に過ごすことができ、被災者の健康を守り、その後の生活再建への活力を支える場所
安全・安心の確保
- 暴力や犯罪を許さない環境づくり
- 物資の受け渡しなど女性や性的マイノリティの方々へ配慮
- 多言語での案内など外国人の方々へ配慮
- 障がい者とその家族の方々に対する支援体制の構築
- 被災者の生活再建支援に向けた相談窓口の設置
男女協働参画
- 避難所運営のリーダーに男性・女性双方を配置
- 活動の役割を性別で固定化しないよう配慮
在宅避難等支援
- 在宅避難者等の状況を把握、避難所を拠点として支援を実施
- 車中泊避難のスペースを確保し、実施上の注意点を周知
生活環境の確保
- スフィア基準を踏まえた避難所施設の整備や被災者支援の実施
- トイレカーやキッチンカー等の車両を活用
- 「北の災害食レシピ」等温かい食事や飲み物を早期に提供
- 15℃以上の室温の確保や低体温症予防策など寒さ対策を充実
- ペット同行避難における受け入れ留意点等を整理
広域避難(2次避難)
- 広域避難等における協議手順や実施手順をマニュアル化
- 被災者への周知事項など、2次避難実施上の留意点を整理
平時の取り組み
- 被害想定を踏まえた地域の備蓄や施設の資機材整備、レイアウトの作成を促進
- トイレや清掃等の用途に生活用水を確保