樹海中学校の紹介

美しい山並みと樹海に囲まれ約100年の開拓の歴史を持つこの地は、富良野市の南東部に位置し、人口は約1,200人、校区は広く、東山・老節布・西達布の3地域から成り立ち、勤勉な地域の人々により畑作農業が営まれ、主要作物はビート・タマネギ・馬鈴薯・トウキビ・ニンジン・小豆などである。近年はメロン栽培にも力を入れています。

本校は、昭和56年4月、東山中・老節布中・西達布中の三校が統合となり、東山の共栄地 区に落成された近代的な校舎をもつ樹海中学校として開校しました。以来、生徒は毎日2台のスクールバスにより登下校しています。

地域の人は人情が厚く、学校教育に理解があり、環境整備などPTA活動にも積極的です。

近年、地域の高齢化が進み、後継者問題や農産物価格の低迷など、農家の経営の環境は必ずしも見通しの明るいものではありませんが、東山の地域としてのまとまりは固いものがあります。本校PTAと小学校のPTAとの関係も極めて協力的で良好です。

自然があり、田畑がある郷土で育つ生徒は皆素朴で素直で明るく純真です。また、礼儀正しく、粘り強く、勤労を尊び、全校清掃や奉仕活動などに熱心に取り組む姿が顕著です。さらに、優しく思いやりがあり、穏やかな生活を送っています。

しかし、東山地区という限られた環境の中で、多くの人と接する機会や様々な体験が少ないという実態もあります。その課題解決に向けて、師弟同行の心構えと全職員が心をひとつにした指導体制をもって取り組む努力を続けているところです。