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      学ぶ喜びのある授業の創造
—— 基礎・基本の着実な定着を目指して ——

 本校では、平成12年度から『自ら学ぶ力を身につけ、意欲的に取り組む生徒の育成』を研究主題として、2年間にわたって「総合的学習の時間」(TRY追Q)について研究を推進してきた。この研究を通じて、先を見通しながら学習をすすめる態度や、調べた内容を情報機器を用いて効果的に発表したりする態度に高まりが見られたが、既習の知識や体験をもとに問題解決する態度や新たな課題を見出す意欲や能力の育成に課題が残された。
 本校の生徒は、家庭や地域の温かい支えにより明るく素直に育っている反面、幼い頃から人間関係の変化に乏しいため、集団の中で厳しく見つめあったり、よりよいものを追及する気概に欠ける傾向が見られる。物事を直感的に判断する事には長けているが、事象の中から規則性を見出したり、法則に従って解明したり、深く追求することが苦手な様子が学習態度からも観察される。

 改訂された学習指導要領では、子どもたちが学ぶべき内容は、社会生活を営む上で必要とされる基礎的・基本的な内容に厳選され、各学校の実態や学校の特性に応じて学習活動の展開を行うことができるようになった。そのためには、基礎的・基本的な内容を明らかにした上で、生徒一人一人の特性を理解した学習指導を展開しなければならない。生徒に学ぶ楽しさを感じさせ、個に応じた指導法の工夫が行われてこそ学習意欲も高まり、基礎的・基本的内容も定着するであろうと考え、研究主題を設定した。

<研究の基本的なおさえ>
基礎基本の定着
各教科の基礎的・基本的学習内容を明らかにしたうえで、学習内容を厳選する。
学ぶ喜びのある授業の工夫
基礎的・基本的内容を一方的に押しつけたり、精神的に苦痛なほどに反復させても、生徒の学習意欲は高まらない。生徒に学ぶ楽しさを感じさせるために、指導法の改善や教材(題材)の開発を行う。
個に応じた指導法の工夫
小規模校の利点を最大限に生かし、教師が生徒の学びの過程の中で、個に応じた課題を設定し解決への支援を行う事によって、生徒一人一人の能力が高まるであろう。


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