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平成26年第1回富良野市議会臨時会 第1号(平成26年5月20日)

公開日:

平成26年第1回臨時会

富良野市議会会議録

平成26年5月20日(火曜日)午前10時00分開会
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◎議事日程(第1号)
 日程第 1 会議録署名議員の指名
 日程第 2 議席の指定及び一部変更
 日程第 3 会期の決定
 日程第 4 常任委員会委員の補充選任
 日程第 5 報告第 1号 専決処分報告(平成25年度 富良野市一般会計補正予算(第13号)、富良野市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)、富良野市介護保険特別会計補正予算(第3号))
 日程第 6 報告第 2号 専決処分報告(富良野市税条例等の一部改正について)
 日程第 7 報告第 3号 専決処分報告(自動車事故の損害賠償及び和解について)
 日程第 8 報告第 4号 専決処分報告(市道における物損事故の損害賠償及び和解について)
 日程第 9 議案第 1号 平成26年度富良野市一般会計補正予算(第1号)
 日程第 10 議案第 2号 富良野市副市長の選任について
 日程第 11 議案第 3号 富良野市教育委員会委員の任命について
 日程第 12 富良野市選挙管理委員会委員及び補充員の選挙
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◎出席議員(18名)    
議長18番 北  猛俊 君 副議長6番 横山久仁雄 君
1番 渋谷 正文 君 2番 小林 裕幸 君
3番 本間 敏行 君 4番 黒岩 岳雄 君
5番 広瀬 寛人 君 7番 今  利一 君
8番 岡本  俊 君 9番 大栗 民江 君
10番 萩原 弘之 君 11番 後藤英知夫 君
12番 石上 孝雄 君 13番 関野 常勝 君
14番 天日 公子 君 15番 岡野 孝則 君
16番 菊地 敏紀 君 17番 日里 雅至 君
       
◎欠席議員(0名)    
       
◎説明員    
市長 能登 芳昭 君 副市長 石井  隆 君
総務部長 近内 栄一 君 保健福祉部長 鎌田 忠男 君
経済部長 原  正明 君 建設水道部長 外崎 番三 君
商工観光室長 山内 孝夫 君 看護専門学校長 丸   昇 君
総務課長 若杉 勝博 君 財政課長 柿本 敦史 君
企画振興課長 稲葉 武則 君 教育委員会委員長 児島 応龍 君
教育委員会教育長 宇佐見正光 君 教育委員会教育部長 遠藤 和章 君
農業委員会会長 東谷  正 君 農業委員会事務局長 大玉 英史 君
監査委員 松浦  惺 君 監査委員事務局長 影山 則子 君
公平委員会委員長 島   強 君 公平委員会事務局長 影山 則子 君
選挙管理委員会委員長 藤田  稔 君 選挙管理委員会事務局長 一條 敏彦 君
       
◎事務局出席職員    
事務局長 岩鼻  勉 君 書記 日向  稔 君
書記 大津  諭 君 書記 渡辺 希美 君
書記 澤田 圭一 君    

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午前10時00分 開会
(出席議員数18名)
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 開会宣告        
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○議長(北猛俊君) これより、本日をもって招集されました平成26年第1回富良野市議会臨時会を開会いたします。
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 市長挨拶        
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○議長(北猛俊君) 開議に先立ちまして、能登市長より、挨拶のための発言の申し出がございます。
 これをお受けいたします。
 市長能登芳昭君。
○市長(能登芳昭君) -登壇-
 おはようございます。
 議長のお許しをいただきましたので、臨時議会に当たりまして、就任の御挨拶を申し上げます。
 富良野市議会第1回臨時会の開会に当たりまして、御挨拶を申し上げる機会をいただきましたことに対しまして、厚くお礼を申し上げたいと存じます。
 このたびの任期満了に伴います4月20日執行の富良野市長選挙におきましては、市民の皆様を初め、多くの方々の温かい御支持をいただきまして、当選の栄誉に浴しました。心からお礼を申し上げます。
 富良野市長として、引き続き、市政を担っていくこととなりますが、改めて、責任の重大性を痛感し、身の引き締まる思いでございます。もとより微力ではございますが、皆様から寄せられました信頼と期待に応えるべく、気力、体力、精神力と覚悟を持って、富良野市の振興、発展と市民福祉の向上のため、市政運営に全力で取り組んでまいりたい、このように考えております。
 また、このたびの市長選挙におきましては、市民本位のまちづくりを基本理念に、農村観光環境都市の形成を目指し、地域が支え合い、住んでいてよかったと実感できるまちづくりを目指し、六つの誓いを公約に掲げてまいりました。今後、市民の皆様とともに、その実現に向けて取り組む決意でございますので、議員各位におかれましては、御協力を賜りますようお願い申し上げます。
 また、地方自治を取り巻く情勢は、地方分権改革の進展とともに、少子高齢社会と人口減少の進行、地域経済の活性化、医療、福祉の充実、雇用の確保など行政課題が山積し、迅速で的確な対応が求められております。今後とも、市民、行政、議会が一体となって、知恵と工夫を出し合いながら課題解決を図り、活力あるまちづくりを実現してまいりたいと考えております。
 今後における市民福祉の向上と市政発展のため、御理解、御協力を賜りますようお願いを申し上げ、就任の挨拶とさせていただきたいと存じます。
 ありがとうございました。
(拍手)
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 議長祝辞        
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○議長(北猛俊君) -登壇-
 このたびの市長選挙後の臨時会に臨まれた能登市長に、議会を代表いたしまして、一言、お祝いを申し上げます。
 今回の市長選挙で市民の皆様の大きな期待の中で御当選をされました能登市長に、改めて、お喜びを申し上げますとともに、いままでの実績をもとに、今後もすばらしい手腕を発揮されますことを心から御期待申し上げます。
 ただいま3期目に向けた決意の表明もいただきましたが、国では、経済の再生、社会保障と税の一体改革、震災復興、東京オリンピック開催など国家的プロジェクトを控える中で、地方では、消費税増税と臨時給付金交付、介護保険制度の改正、教育委員会制度の改革、農業政策など、どれもこれから大きな影響が予測されます。
 また、団塊の世代が後期高齢を迎える2025年まであと10年であります。消費税引き上げによる市民負担増の影響や人口の減少傾向、インフラの老朽化など状況をしっかり認識し、将来、予測される事態に着実に備える長期的な市政運営の構想を持つことも重要と考えております。富良野市の産業によるものづくり力、地域の豊かな自然環境、どの自治体にも誇れる教育行政や健康づくりの取り組みを、地域コミュニティーを中心とした市民力や、市民とともにまちづくりを推進する職員力、そして議会力を向上し、実行、実現できる力を高めることも重要な課題であり、これからの4年間は、富良野市の将来を展望する上で極めて重要な時期でもあります。
 議会といたしましても、十分な意見交換を行う中で、市民一人一人が富良野市に生まれ暮らしてよかったと思える豊かな市政を推進するため、協力をしてまいります。
 厳しい時代を乗り越えてきた先達の底力を最大限に生かしたまちづくりに思いをはせながら、健康には十分御留意をされ、御活躍を心から御祈念申し上げまして、お祝いの言葉とさせていただきます。
 おめでとうございました。
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  開議宣告        
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○議長(北猛俊君) それでは、これより本日の会議を開きます。
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 日程第1 会議録署名議員の指名
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○議長(北猛俊君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 本臨時会の会議録署名議員には、富良野市議会会議規則第126条の規定により、
 大栗 民江 君
 石上 孝雄 君
を御指名申し上げます。
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 日程第2 議席の指定及び一部変更
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○議長(北猛俊君) 日程第2、議席の指定及び一部変更を議題といたします。
 富良野市議会会議規則第3条第2項及び第3項の規定により、今回、御当選されました後藤英知夫君の議席を指定し、これに関連し、議席の一部を変更したいと思います。
 その議席番号、氏名を職員に朗読いたさせます。
 事務局長岩鼻勉君。
○事務局長(岩鼻勉君) -登壇-
 議席番号及び氏名を朗読いたします。
 11番後藤英知夫君、12番石上孝雄君、13番関野常勝君、14番天日公子君、以上でございます。
○議長(北猛俊君) お諮りいたします。
 ただいま朗読いたしましたとおり、議席の指定及び一部を変更することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(北猛俊君) 御異議なしと認めます。
 よって、ただいま朗読したとおり、議席の指定及び一部を変更することに決しました。
 それでは、ただいま決定いたしました議席にそれぞれお着き願いたいと思います。
 ここで、暫時休憩いたします。
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  午前10時08分 休憩
  午前10時09分 開議
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○議長(北猛俊君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 休憩前の議事を続行いたします。
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 諸般の報告        
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○議長(北猛俊君) 事務局長をして、諸般の報告をいたさせます。
 事務局長岩鼻勉君。
○事務局長(岩鼻勉君) -登壇-
 議長の諸般の報告を朗読いたします。
 本臨時会に市長より提出の事件、議案第1号及び報告第1号から報告第4号、以上5件につきましては、あらかじめ御配付のとおりでございます。
 議案第2号及び議案第3号につきましては、本日御配付のとおりでございます。
 次に、議会より提出の件につきましては、別紙議会側提出件名表に記載のとおりでございます。
 次に、本臨時会の説明員等につきましては、別紙名簿として御配付のとおりでございます。
 本日の議事日程につきましても御手元に御配付のとおりでございます。
 次に、民主クラブ日里会長より、後藤議員の会派加入の届け出がございましたので、御報告申し上げます。
 以上でございます。
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 日程第3 会期の決定
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○議長(北猛俊君) 日程第3、会期の決定を議題といたします。
 本臨時会の運営に関し、議会運営委員会より報告を願います。
 議会運営委員長日里雅至君。
○議会運営委員長(日里雅至君) -登壇-
 おはようございます。
 議会運営委員会より、本日をもって招集されました平成26年第1回臨時会が開催されるに当たり、本日、委員会を開き、運営について審議した結果を報告いたします。
 本臨時会に提出された事件は、10件でございます。
 うち、市長側からの案件は7件で、その内容は、補正予算1件、人事案件2件、専決処分報告4件でございます。
 議会側からは3件で、内容は、議席の指定及び一部変更、常任委員会委員の補充選任、富良野市選挙管理委員会委員及び補充員の選挙でございます。
 なお、選挙管理委員会委員及び補充員の選挙の方法につきましては、議長指名による選考委員4名によって選考を願い、指名推選することで申し合わせをいたしております。
 また、事件外といたしまして、市長の行政報告がございます。
 委員会では、会期を本日1日とし、全案件の審議を願うことで意見の一致を見ております。
 よろしく御協力を賜りますようお願いを申し上げ、議会運営委員会からの報告といたします。
○議長(北猛俊君) お諮りいたします。
 ただいま議会運営委員長より報告のとおり本臨時会を運営し、会期は本日1日といたしたいと思います。
 これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(北猛俊君) 御異議なしと認めます。
 よって、ただいまお諮りのとおり決しました。
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 行政報告        
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○議長(北猛俊君) この際、あらかじめ申し出のありました市長の行政報告に関する発言を許可いたします。
 市長能登芳昭君。
○市長(能登芳昭君) -登壇-
 議長のお許しをいただきましたので、行政報告いたします。
 一つ、地域医療の安定的な医療体制の確保に向けての連携協力に関する協定の締結についてであります。
 平成26年3月28日、住民が健康で安心して生活できる地域福祉の向上のため、地域医療の安定的な医療体制の確保に向けて連携協力するための協定を、国立大学法人旭川医科大学、社会福祉法人北海道社会事業協会富良野病院、富良野市の三者により締結をいたしました。
 この協定は、地域医療に貢献する医師の養成と確保に向け、平成26年度より創設した富良野市医師養成確保修学資金の貸与及び臨床研修などにおける連携協力を行うもので、本年度の修学資金につきましては、申し込みのありました旭川医科大学の医学生5名に貸し付けを決定したところであり、今後の本市における地域医療体制の確保、充実に大きく寄与するものと考えております。
 二つ、地域・産業特性に応じたエネルギーの分散型利用モデル構築の研究協力に関する協定の締結についてであります。
 平成26年4月1日、地域・産業特性に応じたエネルギーの分散型利用モデル構築の研究協力に関する協定を、地方独立行政法人北海道立総合研究機構、道総研と富良野市、上富良野町、中富良野町、南富良野町及び占冠村との間で締結いたしました。
 この協定は、再生可能エネルギーなど広く地域に分散するエネルギー資源を有効に利活用することにより、地域の振興、活性化とエネルギー自給率の向上に貢献することを目的として、各市町村が有するそれぞれのエネルギー資源を調査、分析して、有効に利活用するための技術開発を行い、その地域に最適なエネルギー利用モデルの構築を図るものであります。
 協定の期間は平成30年度までの5年間で、道総研と各市町村が連携して取り組むことで、多様なエネルギーを地域全体で利活用することを目指し、研究協力を進めてまいります。
 以上であります。
○議長(北猛俊君) 以上で、市長の行政報告を終わります。
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 日程第4 常任委員会委員の補充選任
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○議長(北猛俊君) 日程第4、常任委員会委員の補充選任を議題といたします。
 常任委員の補充選任について、富良野市議会委員会条例第7条第4項の規定により、本職より指名いたします。
 お諮りをいたします。
 後藤英知夫君を保健福祉委員会委員に選任いたしたいと思います。
 これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(北猛俊君) 御異議なしと認めます。
 よって、ただいまお諮りのとおり決しました。
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 日程第5 報告第1号 専決処分報告(平成25年度富良野市一般会計補正予算(第13号)、
  富良野市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)、
  富良野市介護保険特別会計補正予算(第3号))
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○議長(北猛俊君) 日程第5、報告第1号、専決処分報告を議題といたします。
 本件について説明を求めます。
 副市長石井隆君。
○副市長(石井隆君) -登壇-
 おはようございます。
 報告第1号、専決処分報告について御説明を申し上げます。
 本件は、地方自治法第179条第1項の規定により、平成26年3月31日付で、平成25年度富良野市一般会計補正予算、富良野市国民健康保険特別会計補正予算及び富良野市介護保険特別会計補正予算について専決処分を行いましたので、同条第3項の規定により報告し、議会の承認を求めるものでございます。
 以下、その内容について御説明を申し上げます。
 議案第1号、平成25年度富良野市一般会計補正予算第13号は、歳入歳出それぞれ6,259万7,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を134億4,058万6,000円とするものと、繰越明許費の補正で変更及び廃止、それぞれ1件でございます。
 以下、その概要について、歳出から御説明を申し上げます。
 24ページ、25ページでございます。
 2款総務費は、1項総務管理費で、土地売り払い収入相当額を積み立てる財政調整基金積立金、庁舎等施設整備基金積立金及び財政調整基金ほか4基金の利子積立金、土地開発基金利子繰出金の追加、4項選挙費で、参議院議員選挙費経費の減額、差し引きいたしまして2,110万円の追加でございます。
 3款民生費は、1項社会福祉費で、社会福祉基金利子積立金の追加、事業確定に伴う外出支援サービス助成金、老人施設入所委託措置費、介護保険特別会計繰出金、重度心身障害者医療費、障害福祉サービス費、臨時福祉給付金等システム作成委託料等の減額、2項児童福祉費で、保育料システム改修委託料、支給実績に伴うひとり親家庭等医療費、障害児通所給付費等の減額及び3項生活保護費で支給実績に伴う生活保護費の減額、差し引きいたしまして3,237万9,000円の減額でございます。
 4款衛生費は、1項保健衛生費で、地域医療対策基金利子積立金の追加と、事業確定に伴う各種予防接種委託料、乳幼児医療費等の減額、差し引きいたしまして757万5,000円の減額でございます。
 6款農林業費は、1項農業費で、農業推進事業基金積立金及び農業推進事業基金利子積立金の追加、事業確定に伴う栽培用ハウス促進事業補助金の減額、2項林業費で、森林自然愛護基金積立金及び森林自然愛護基金利子積立金の追加、差し引きいたしまして439万1,000円の減額でございます。
 7款商工費は、1項商工費で、企業振興促進基金利子積立金の追加、事業確定に伴う中小企業振興総合補助金の減額、差し引きいたしまして727万8,000円の減額でございます。
 8款土木費は、2項道路橋梁費で、事業確定に伴う除排雪業務委託料、富良野北道路市道清水山線道路改良事業費に係る用地買収に伴う用地買収費及び支障物件移転補償費の減額で、988万5,000円の減額でございます。
 9款教育費は、6項保健体育費で、スポーツ振興基金利子積立金4,000円の追加でございます。
 10款公債費は、支払い額の確定に伴う地方債償還利子及び一時借入金利子で、2,219万3,000円の減額でございます。
 次に、歳入について御説明を申し上げます。
 戻りまして、12ページ、13ページでございます。
 1款市税は、収入の見込みを考慮し、1項市民税は、2目法人の均等割、法人税割、2項固定資産税は、土地、家屋、償却資産及び4項たばこ税で、4,185万6,000円の追加でございます。
 2款地方譲与税は、1項地方揮発油譲与税及び2項自動車重量譲与税で、109万5,000円の減額でございます。
 3款利子割交付金は、29万円の追加でございます。
 4款配当割交付金は、234万2,000円の追加でございます。
 5款株式等譲渡所得割交付金は、676万6,000円の追加でございます。
 6款地方消費税交付金は、526万1,000円の減額でございます。
 7款ゴルフ場利用税交付金は、36万1,000円の減額でございます。
 8款自動車取得税交付金は、470万4,000円の追加でございます。
 11款地方交付税は、普通交付税及び特別交付税の交付額の決定により、949万9,000円の追加でございます。
 12款交通安全対策特別交付金は、41万6,000円の減額でございます。
 15款国庫支出金は、1項国庫負担金で、障害者自立支援給付費負担金の追加、障害児施設措置費(給付費等)負担金の減額、2項国庫補助金で、臨時福祉給付金給付事務費補助金の減額、3項委託金で、富良野北道路市道清水山線道路改良事業委託金の減額、差し引きいたしまして346万円の減額でございます。
 16款道支出金は、1項道負担金で、障害者自立支援給付費負担金の追加、障害児施設措置費(給付費等)負担金の減額、2項道補助金で、重度心身障害者医療給付事業補助金、ひとり親家庭等医療給付事業補助金、子育て支援対策事業費補助金、乳幼児医療費助成事業補助金の減額、3項委託金で、参議院議員選挙啓発推進委託金の追加、参議院議員選挙費委託金の減額、差し引きいたしまして1,016万3,000円の減額でございます。
 17款財産収入は、1項財産運用収入で、土地貸付料及び財政調整基金ほか11基金の利子の追加、建物貸付料の減額、2項財産売払収入で、土地売り払い収入及び不用物品売り払い収入の追加、差し引きいたしまして374万2,000円の追加でございます。
 18款寄附金は、一般寄附金、林業費寄附金で、111万2,000円の追加でございます。
 21款諸収入は、5項雑入で、乳幼児医療費高額療養費、農村環境保全積立負担金等の追加、重度心身障害者医療費高額医療費、ひとり親家庭等医療費高額療養費、備荒資金組合交付金の減額、差し引きいたしまして1億1,215万2,000円の減額でございます。
 戻りまして、8ページでございます。
 第2表繰越明許費補正は、3款民生費1項社会福祉費、臨時福祉給付金・子育て世帯臨時特例給付金給付事業で、給付システム策定委託料の確定による変更、3款民生費2項児童福祉費、保育料システム改修事業につきましては、道の取り扱い変更に伴い、平成26年度に改めて補助申請を行うこととなったため、廃止するものでございます。
 次に、議案第2号、平成25年度富良野市国民健康保険特別会計補正予算について御説明を申し上げます。
 富良野市国民健康保険特別会計補正予算第3号は、歳入歳出それぞれ4,040万2,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を30億6,012万4,000円とするものでございます。
 以下、その概要について、歳出から御説明を申し上げます。
 8ページ、9ページでございます。
 2款保険給付費は、1項療養諸費で、給付実績に伴う一般被保険者療養給付費及び一般被保険者療養費で、4,040万8,000円の減額でございます。
 3款後期高齢者支援金等及び6款介護納付金は、財源振替でございます。
 9款基金積立金は、富良野市国民健康保険事業保険給付基金利子積立金で、6,000円の追加でございます。
 次に、歳入について御説明を申し上げます。
 戻りまして、6ページ、7ページでございます。
 8款財産収入は、富良野市国民健康保険事業保険給付基金利子で、6,000円の追加でございます。
 9款繰入金は、富良野市国民健康保険事業給付基金繰入金で、4,040万8,000円の減額でございます。
 次に、議案第3号、平成25年度富良野市介護保険特別会計補正予算について御説明を申し上げます。
 富良野市介護保険特別会計補正予算第3号は、歳入歳出それぞれ1,978万5,000円を減額し、歳入歳出の総額を18億3,270万8,000円とするものでございます。
 以下、その概要について、歳出から御説明を申し上げます。
 10ページ、11ページでございます。
 2款保険給付費は、1項介護サービス等諸費で、保険給付実績に伴う居宅介護サービス給付費、居宅介護サービス計画給付費、施設介護サービス給付費と、利用者確定に伴う福祉用具購入費、住宅改修費の減額、6目特定入所者介護サービス費、7目審査支払手数料の財源振替、2項高額介護サービス等費で、高額介護サービス費の減額、合わせまして1,770万円の減額でございます。
 3款地域支援事業費は、2項包括的支援事業任意事業費で、事業確定に伴う高齢者配食サービス事業委託料及び介護用品支給費、210万円の減額でございます。
 4款基金積立金は、介護保険給付費準備基金利子積立金で、1万5,000円の追加でございます。
 次に、歳入について御説明を申し上げます。
 戻りまして、6ページ、7ページでございます。
 1款介護保険料は、現年度分特別徴収保険料、現年度分普通徴収保険料及び滞納繰越分普通徴収保険料で、353万9,000円の追加でございます。
 3款国庫支出金は、1項国庫負担金で、現年度分の保険給付の実績に伴う介護給付費負担金の減額、2項国庫補助金で、調整交付金の追加、差し引きいたしまして42万5,000円の追加でございます。
 4款支払基金交付金は、保険給付の実績に伴う現年度分の介護給付費交付金で、686万1,000円の減額でございます。
 5款道支出金は、保険給付の実績に伴う現年度分の介護給付費負担金で、1,740万5,000円の減額でございます。
 6款財産収入は、介護保険給付費準備基金利子で、1万5,000円の追加でございます。
 7款繰入金は、1項他会計繰入金で、保険給付と地域支援事業の確定に伴う介護給付費繰入金、地域支援事業繰入金の減額、2項基金繰入金で、介護保険給付費準備基金繰入金の追加、差し引きいたしまして50万2,000円の追加でございます。
 以上、よろしく御審議の上、御承認賜りますようお願いを申し上げます。
○議長(北猛俊君) 本件3件について、順次、発言を求めます。
 最初に、平成25年度富良野市一般会計補正予算を行います。
 御発言ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(北猛俊君) ないようですので、次に、平成25年度富良野市国民健康保険特別会計補正予算を行います。
 御発言ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(北猛俊君) ないようですので、次に、平成25年度富良野市介護保険特別会計補正予算を行います。
 御発言ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(北猛俊君) ないようですので、お諮りをいたします。
 本件3件について、承認することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(北猛俊君) 御異議なしと認めます。
 よって、本件3件は、承認することに決しました。
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 日程第6 報告第2号 専決処分報告(富良野市税条例等の一部改正について)
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○議長(北猛俊君) 日程第6、報告第2号、専決処分報告を議題といたします。
 本件について説明を求めます。
 副市長石井隆君。
○副市長(石井隆君) -登壇-
 報告第2号、専決処分報告について御説明を申し上げます。
 本件は、去る3月31日付、地方自治法第179条第1項の規定に基づく専決処分により、富良野市税条例等の一部を改正する条例を制定いたしましたので、同条第3項の規定により、議会に報告し、承認を求めるものでございます。
 以下、その概要について御説明を申し上げます。
 本件は、平成26年3月31日に地方税法等の一部を改正する法律が公布されたことに伴い、関係する条文を改正するものでございます。
 以下、条を追って御説明を申し上げます。
 第1条の改正は、富良野市税条例の一部改正でございます。
 現行条例第12条の改正は、法人税法において外国法人の恒久的施設が定義されたこと等に伴う改正でございます。
 第17条の改正は、地方税法の規定の整備に伴うものでございます。
 第39条の改正は、法人税法において外国法人に係る外国税額控除制度が新設されたこと等に伴う条文の整備でございます。
 第40条の2の改正は、法人税法に外国法人に係る申告納付制度が規定されたことに伴う条文の整備でございます。
 第56条及び第58条の改正は、地方税法の改正に伴う引用条文の整備でございます。
 制定附則第4条の2の改正は、租税特別措置法の改正に伴う条文の整備でございます。
 附則第6条から第6条の3までの改正は、国の通知に伴う条文の削除でございます。
 附則第8条の改正は、肉用牛の売却に係る事業所得の課税の特例の適用期限が平成27年度から平成30年度に3年間延長されたことに伴う条文の整備でございます。
 附則第10条の2の改正は、固定資産税等の課税標準の特例措置に係る割合について、従前は法律で定められていたものを条例で特例規定として追加するものでございます。
 附則第10条の3の改正は、耐震基準適合家屋に係る耐震改修が行われた家屋に対する減額措置が創設されたことに伴う申告規定の追加でございます。
 附則第17条の2の改正は、改良住宅地の造成等のために土地等を譲渡した場合の課税の特例適用期限が平成26年度から平成29年度に3年間延長されたことに伴う条文の整備でございます。
 附則第18条の3及び附則第18条の3の2の改正は、引用規定の明確化を図るための条文の整備でございます。
 附則第18条の3の3の改正は、租税特別措置法の改正により、納税義務者について贈与等があった場合に関する規定が追加されたことに伴う条文の整備でございます。
 附則第18条の10の改正は、特例民法法人から一般社団法人または一般財団法人に移行した法人について、適用された移行期間中の固定資産税の非課税措置について、移行期限が経過したことに伴う条文の整備等でございます。
 附則第18条の10の2の改正は、地方税法の改正に伴う引用条文の整備でございます。
 附則第18条の11から附則第18条の12までの改正は、国の通知に伴う条文の削除でございます。
 附則第21条の改正は、都市計画税の課税標準の特例について引用条文を整備するものでございます。
 次に、第2条の改正は、平成25年第3回定例会で議決いただきました富良野市税条例の一部を改正する条例の一部改正でございます。
 本件は、平成25年6月12日に公布されました地方税法施行令等の一部改正に伴い、前回改正の市税条例の附則で引用している条項の変更について、関係する条文の整備を行うものでございます。
 条例の施行日につきましては、別に定めるものを除き、平成26年4月1日とするものでございます。
 以上、御報告申し上げましたが、よろしく御審議の上、御承認賜りますようお願いを申し上げます。
○議長(北猛俊君) 本件について御発言ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(北猛俊君) ないようですので、お諮りをいたします。
 本件について、承認することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(北猛俊君) 御異議なしと認めます。
 よって、本件は、承認することに決しました。
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 日程第7 報告第3号 専決処分報告(自動車事故の損害賠償及び和解について)
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○議長(北猛俊君) 日程第7、報告第3号、専決処分報告を議題といたします。
 本件について説明を求めます。
 建設水道部長外崎伴三君。
○建設水道部長(外崎伴三君) -登壇-
 報告第3号、専決処分報告について御説明申し上げます。
 本件は、地方自治法第180条第1項の規定により、去る3月31日付をもって専決処分を行った自動車事故の損害賠償及び和解につきまして、同条第2項の規定により、御報告申し上げるものでございます。
 本件は、平成26年2月27日午後2時10分ごろ、排雪作業中の都市施設課職員の運転する車両が、住吉町1丁目交差点において、左右確認不足から左側より走行してきた車両後部と接触し、車両右後方部に損傷を与える事故が発生したものでございます。
 車両の損害金は、右後方窓枠の修理代として5万4,424円でございます。
 事故発生は、変則的交差点にもかかわらず、確認ができる位置で再確認をしなかったことから、富良野市の過失割合を10割とし、損害賠償額を5万4,424円として、3月31日に示談を交わしております。
 なお、今回の事故において、相手方に人身の被害はなく、大事に至りませんでしたが、今後も、職員の自動車運転に際しましては、安全運転に十分留意するよう指導を徹底してまいります。
○議長(北猛俊君) 本件について御発言ございませんか。
 15番岡野孝則君。
○15番(岡野孝則君) 報告第3号の自動車事故の損害賠償と和解について御質問させていただきます。
 いま、建設水道部長のほうからの説明の中で、交差点での事故ということで、富良野市の職員が左右の確認を怠ったために事故を起こしたとおっしゃいましたね。それで、過失割合は富良野市が10割と。いままで、交差点の事故というのは、自分もいろいろな事故を聞かせてもらっていますが、10割というのはほとんどないのですよ。というのは、やはり、何ぼ右や左にとまれがあったにしても、双方に幾らかの責任が出てくるといろいろな形で聞いているのですが、この10割ということに対して御説明をいただきたい、これが1点。
 もう一つ、1年間に、専決処分という形の中で、市の職員の交通事故というのが幾度となく出てきます。私は、本当に数が多いなというふうに思っています。ただ、それが大事故につながっていないからまだしもですが、やはり、富良野市の職員に対する交通安全対策、事故を未然に防ぐ対策というのは、ふだん、どのような形で行われているのか、この2点をお伺いいたします。
○議長(北猛俊君) 御答弁願います。
 建設水道部長外崎番三君。
○建設水道部長(外崎番三君) 岡野議員の質問にお答えいたします。
 まず、1点目は、交差点内での事故で10割というのは通常あり得ないのではないかという質問でございます。
 今回の交差点の事故につきましては、双方の出会い頭ということではなく、追いかけるような形で車が行く後方に当たってしまったというようなことでございます。交差点ではございますが、変則交差点ということで後ろにぶつけてしまったことから、そういう状況を見定めて10割ということで示談をした次第でございます。
 2点目でございますが、通常の安全運転の留意でございます。
 先ほど報告いたしましたとおり、安全運転については、日ごろから、特に建設関係は車両の運転業務が日常化しておりますので、十分に留意をして、今後とも本人の自覚も含めて指導を徹底してまいりたいというふうに考えております。
 以上でございます。
○議長(北猛俊君) 補足答弁を願います。
 総務部長近内栄一君。
○総務部長(近内栄一君) 岡野議員の2点目の御質問に対して、若干、補足の答弁をさせていただきます。
 市職員の日常的な業務における自動車運転に関する交通安全対策でございますけれども、これにつきましては、各部長が安全運転管理者として研修を受け、そして、各部においてそれぞれ日ごろから安全運転に関する指導徹底を行っているところでございます。あわせて、総務部より、季節ごとに、あるいは、時節柄、非常に天候が悪かったりとか、そういった状況がある中で、事前に各職員に対して安全運転を励行するように指導しているところでございます。
 以上でございます。
○議長(北猛俊君) よろしいですか。
 15番岡野孝則君。
○15番(岡野孝則君) 1点目の10割というのは、そういう事故もあるのかなという形で私も聞かせていただきました。
 2点目ですが、いま、総務部長からも御答弁をいただきましたけれども、各部局の中で、事故をなくすようにというような説明もいただきました。
 私は、ある事業所で話を聞かせていただいたのですが、部局の中で、週に1回は必ず交通安全に対する啓蒙・啓発活動を行っている事業所もあるみたいなのです。そのお話によると、啓蒙、啓発をやった週はかなりの数で事故が減っていく、しかし、啓蒙、啓発をやらなかったときにはいままでどおり事故が起こっているというようなことでした。やはり、自分としては、大事故に至らないからいいということではなくて、啓蒙・啓発活動というのは各部局の中でいままでに倍して続けていくことが必要だと思うのですが、その点、どう思いますか。
○議長(北猛俊君) 御答弁願います。
 総務部長近内栄一君。
○総務部長(近内栄一君) ただいまの岡野議員の再質問にお答えいたします。
 日ごろから安全運転に関して啓発、啓蒙を行っているところでございますが、他の事業所等の参考になる事例もあると考えておりますので、そういった事例を調査しながら、より一層、安全運転を励行できるよう指導徹底、啓発、啓蒙を進めてまいりたい、そのように考えております。
 以上でございます。
○議長(北猛俊君) よろしいですか。
(「了解」と呼ぶ者あり)
○議長(北猛俊君) そのほか、御発言ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(北猛俊君) ないようですので、報告第3号は、地方自治法第180条第2項の規定による報告であります。
 以上で、本報告を終わります。
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 日程第8 報告第4号 専決処分報告(市道における物損事故の損害賠償及び和解について)
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○議長(北猛俊君) 日程第8、報告第4号、専決処分報告を議題といたします。
 本件について説明を求めます。
 建設水道部長外崎番三君。
○建設水道部長(外崎番三君) -登壇-
 報告第4号、専決処分報告について御説明申し上げます。
 本件は、地方自治法第180条第1項の規定により、去る5月12日付をもって専決処分を行った市道における物損事故の損害賠償及び和解につきまして、同条第2項の規定により、御報告申し上げるものでございます。
 本件は、平成26年4月22日午前9時ごろ、扇町11番付近の市道扇町環状線を走行していた車両が左側面舗装の切れた道路上の陥没箇所を通過した際に、助手席側前輪のタイヤ及びホイールに損傷を与える事故が発生したものでございます。
 車両損害金は、タイヤ及びホイールの修理代として4万4,928円でございます。
 事故発生時、道路管理上に瑕疵があったものの、被害者側にも前方不注意があったことから、富良野市の過失割合を8割とし、損害賠償額を3万5,942円として、5月12日に示談を交わしております。
 なお、事故のあった道路は、直ちに修繕工事を行い、今後、事故が起きないよう対応しております。
 幸い、相手方に人身等の被害はなく、大事には至りませんでしたが、今後とも、市道の維持につきましては、パトロール及び地域住民からの情報提供もいただき、適切な管理に努めてまいります。
○議長(北猛俊君) 本件について御発言ございませんか。
 10番萩原弘之君。
○10番(萩原弘之君) いま、御説明のあった中で、何点か御質問をさせていただきます。
 まずもって、4月ということで、当然、雪解けの時期に舗装道路もかなり傷む状況を発見できる時期かなというふうに考えておりますが、その上で、この陥没箇所自体がこの事故が起きたときでなければ発見できなかったのかということであります。過去にも、例えばグレーチング自体の破損とか、そういう部分を含めて考えていくと、先ほど部長が言われたパトロールと住民からの情報という2点の中で今後どのように改善をしていくのか、また、パトロールを強化する部分では具体的にどのような体制をとっていくのか、この辺が一番重要になるかなというふうに私は考えております。こういう部分では過去にもいろいろな例があったかと思いますけれども、今後どのように対策を講じ、どのように改善していくのか、この部分がまず1点です。
 それから、今回の事故は4月22日ということでございますけれども、はや1カ月がたっておりますので、現時点ではこういう部分の破損箇所がないというふうに認識していいのか、この2点をお伺いいたします。
○議長(北猛俊君) 御答弁願います。
 建設水道部長外崎番三君。
○建設水道部長(外崎番三君) 萩原議員の御質問にお答えいたします。
 まず、1点目でございますが、4月22日ということで、4月につきましては、例年、雪解け早々はまだ凍上、融解等々を繰り返し、亀の子状態の舗装の部分が剥がれてくるということで、雪解け直後というのは陥没箇所が非常に多く発現する状況にあります。そういう中で、補修の関係につきましては、雪解け後から、即、パトロールをして直す箇所についてマーキングしていきますけれども、凍上が5月の連休明けごろぐらいまで続いておりまして、どうしても5月連休後ぐらいでないと地面が安定してこないため、4月の段階では舗装の補修というのは遅々として進みません。進めても、凍上がおさまっておりませんから、落ちつかないというか、またひび割れる状況がございます。こうした中での陥没箇所、また、そこを通ってしまった車両による事故ということでございますので、それらにつきましては、やはり、早目の道路点検、パトロールとその補修ということで、今後は具体的に進めてまいります。
 それから、現在はどうなのだという2点目の質問でございます。
 その補修箇所について、いまは5月の中旬に入って、当然、指示書を出して補修をしておりまして、現在、作業はほとんど終わってきているところでございます。また、次の箇所があるかないかも、再度、点検中でございます。
 以上でございます。
○議長(北猛俊君) よろしいですか。
 10番萩原弘之君。
○10番(萩原弘之君) 危険回避をするという観点から、まず一つ、お伺いしたいと思います。
 そういう破損等が見受けられた段階で、改修工事等が間に合わないところについては注意喚起をするとか、それから、危険回避をするために、いわゆるコーンを置くとか、そういう部分で啓蒙、啓発を図ることも必要でないかなというふうに私は感じています。
 それから、地域住民の情報という部分が本当に大きくて、この情報を収集することが最大の効果をあらわすのではないかと思います。この辺の情報収集にかかわって、各連合会、町内会を含めて、近隣の方々から情報をいただく手段としてどのようなことをなされているのか、お伺いしたいというふうに思います。
○議長(北猛俊君) 御答弁願います。
 建設水道部長外崎番三君。
○建設水道部長(外崎番三君) 萩原議員の再質問にお答えいたします。
 まず、そういう箇所が発見されたら、通常の委託によって補修されますけれども、緊急の場合につきましては、常温の舗装材がございまして、そういったもので緊急に穴埋めしていきます。発見がされた段階で放置するのでなく、うちの直営というのですか、職員が常温材を持って、骨材を入れて、舗装材を入れて、即、補修をします。ただ、舗装の端っこですが、たまたま発見されていない箇所でこういう形の事故が起きてしまいましたけれども、発見されれば、そういった形で、即、対応しているというのが一つ目の状況でございます。
 二つ目の地域住民からの情報提供というのは、萩原議員がおっしゃっているとおりです。とりわけ雪解け後すぐの陥没箇所とか舗装のひび割れなどは、地域の連合町内会、各町内会長等々からいろいろな情報をいただいております。町内によっては、細かく写真まで撮っていただいて情報提供をいただておりまして、それについては、いただいたら、即、現場に参りまして、緊急性が高いものはすぐに修理するということで対応しているところでございます。
 以上でございます。
○議長(北猛俊君) よろしいですか。
 10番萩原弘之君。
○10番(萩原弘之君) 住民の方々から情報を得る手段なり作業として、私は、雪解け時期については、部局のほうから、各連合町内会の方々に、雪解けシーズンに伴って危険箇所や破損箇所がないですかと、こちら側からの発信が必要ではないかなというふうに感じますが、いかがでしょうか。
○議長(北猛俊君) 御答弁願います。
 建設水道部長外崎番三君。
○建設水道部長(外崎番三君) 萩原議員の再々質問にお答えいたします。
 そういう状況の場合、担当部局から、直接、町内会に聞いてみる方法もあるのではないだろうかということでございます。
 現在、春先の舗装状況については、ちょうどそのシステムができ上がっているというのですか、毎年、町内会、連合町内会がいち早くまとめて持ってきていただける状況ができ上がっておりまして、こちらから何かないですかというようなことはしておりません。
 しかし、御提案がございましたので、今後、危険回避等々を解決していくためにも検討すべきかなというふうに考えますので、考えてみたいと思います。
 以上でございます。
○議長(北猛俊君) そのほか、御発言ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(北猛俊君) ないようですので、報告第4号は、地方自治法第180条第2項の規定による報告であります。
 以上で、本報告を終わります。
 ここで、10分間休憩いたします。
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  午前11時00分 休憩
  午前11時08分 開議
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○議長(北猛俊君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
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 日程第9 議案第1号 平成26年度富良野市一般会計補正予算(第1号)
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○議長(北猛俊君) 日程第9、議案第1号、平成26年度富良野市一般会計補正予算を議題といたします。
 提案者の説明を求めます。
 副市長石井隆君。
○副市長(石井隆君) -登壇-
 議案第1号、平成26年度富良野市一般会計補正予算について御説明を申し上げます。
 このたび提案いたしました富良野市一般会計補正予算第1号は、歳入歳出それぞれ546万円を追加し、歳入歳出予算の総額を108億3,046万円にしようとするものでございます。
 以下、その概要について、歳出から御説明を申し上げます。
 6ページ、7ページ中段でございます。
 5款労働費は、1項労働諸費で、北海道から補助金の内示を受けて実施する緊急雇用創出事業費の介護人材育成事業委託料、350万8,000円の追加でございます。
 7款商工費は、1項商工費で、6月に香港で開催される北海道物産展・富良野フェアに係る地域特産品振興対策事業費の報償金及び普通旅費等、195万2,000円の追加でございます。
 次に、歳入について御説明を申し上げます。
 同じく、6ページ、7ページの上段でございます。
 16款道支出金は、2項道補助金で、雇用創出事業推進費補助金、350万8,000円の追加でございます。
 20款繰越金は、前年度繰越金で、195万2,000円の追加でございます。
 以上、よろしく御審議のほどをお願い申し上げます。
○議長(北猛俊君) これより、本件の質疑を行います。
 質疑は、本件全体について行います。
 質疑ございませんか。
 10番萩原弘之君。
○10番(萩原弘之君) 歳出の6ページ、7ページ下段でございます7款商工費の地域特産品振興対策事業費についてお伺いをいたします。
 前段、内容にかかわる説明資料をいただきました。基本的に、今回の事業は新たな事業の取り組みかなというふうに考えておりますが、まずもって、この部分を事業化するときの予算とか、また要綱とか、そういう整備をどのようになされてきたのか、また、定義がどのような形であるのかということをお聞かせいただきたい。
 それから、もう一つ、今回は、香港イオン、あわせて北海道アーチ物産株式会社ということで民間事業者とのかかわりがありますが、市として、このかかわり方をどのように整理され、どういうふうに進めていくのかということをお伺いしたいと思います。
○議長(北猛俊君) 御答弁願います。
 商工観光室長山内孝夫君。
○商工観光室長(山内孝夫君) 萩原議員の御質問にお答えいたします。
 1点目は、今回、このような予算は初めての試みではないでしょうかという御質問の趣旨かと思います。また、それにかかわる要綱、定義等についてお聞きしたいということでございます。
 地域特産品の振興に当たりまして、対策事業ということで当初予算で計上してございます。これにつきましては、富良野地域の特産品の振興を目的とした予算ということで、現在、進めております。当初予算では、このような特産品展関係のフェア等についての行政側の支援、各種ブース等の設置にかかわる補助金等、それから、北海道貿易物産振興会などの負担金等を含めて、富良野の物産の振興を図ろうということで進めてございます。したがいまして、細かい要綱というよりも、その状況に応じて予算化を進めているような状況になってございます。
 2点目は、民間とのかかわりということでございますが、今回の香港での北海道物産展、フェアにつきましては、香港イオンが主体となって進めております。香港イオンのほうから、北海道物産にかかわるフェアを行いたい、あわせて、特に富良野についてはブースを設けながら物産展を開催したいということでお話がございました。そこで、そういう機会がなかなかなかったものですから、それに合わせて富良野の物産振興という観点でこれを推進しようということで、今回、進めてございます。
 以上でございます。
○議長(北猛俊君) 暫時休憩いたします。
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  午前11時14分 休憩
  午前11時17分 開議
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○議長(北猛俊君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 休憩前の萩原弘之君の質問に補足答弁を願います。
 市長能登芳昭君。
○市長(能登芳昭君) 萩原議員の御質問に補足的にお答え申し上げたいと思います。
 1点目は、この物産展に当たって、市のこれからのことも考えた状況の中で、要綱なり、あるいは、定義づけをする必要性があるのでないかという御質問であります。
 御承知のとおり、北海道における農産物あるいは海産物の東南アジアへの輸出というものは、現在、大変大きな状況になってきております。そういう中で、イオンのほうから、香港で北海道物産フェアをするというお話が富良野の魚菜市場の中西社長のところにあったわけであります。その経緯というのは、富良野の魚菜市場については、過去に、香港のほうにメロン等を輸出している状況でございまして、その商品価値というのが非常に高く評価されたところであります。毎年、大体1,500箱ぐらいがそういう状況の中で販売されていた、こういう中身であります。そういうことで、香港の貿易に関する状況づくりをしております呉さんという会長がいらっしゃいますけれども、その人を通じて富良野の中西社長のほうに北海道フェアをやる上でその窓口的な役割のお話があった、このように聞いているところであります。
 そういう状況を踏まえて、本市におけるこれからの農産物の販売をどう構築していくかということを考えましたときに、いまやっておりますのは、ふらの農協が台湾に牛乳を出している、こういうお話がございます。さらに、これからは、本市における農産物の海外輸出というのは品質がよくなければなかなかできませんし、それに立ち向かって東南アジアの市場に対してこの富良野から発信していく必要性もあるだろう、私どももこのように理解いたしたところであります。そういう意味で、イオンが実施する北海道物産フェアに参加する、こういう位置づけをさせていただいたわけでありますから、この事業に対しましては臨時的な御要望に対して実施する、こういう形をとらせていただいたわけであります。先ほど商工観光室長がお答えをさせていただきましたように、定義づけでなく、今後の動向を見て、それらの状況を考えていく必要性があるだろう、このように感じているわけです。
 なぜそういう状況になるかと申しますと、当然、物販ですから取引がございまして、持っていってそれが全く売れない場合も出てくるでしょうし、あるいはまた、売れるという状況も出てくるわけであります。メロンという実績はありますけれども、ほかのものの実績はないわけですし、これは北海道のフェアですから、富良野ばかりでなく、ほかの地域からも参加する中で、そういう窓口によってフェアにおける富良野の場所設定が行われ、そこで物販が行われる、こういう状況になるわけです。ですから、前段で申し上げました定義づけとか、あるいは、要綱というものについては、まだそこまでの状況ではございません。現実的には、まずは要望に応えて出品、出展をしていく必要性があると私は判断いたしました。そういう状況の中で、この物産展に対して予算をつけ、そして、もう一つは、あわせて観光の宣伝もやろうということでありまして、観光は北海へそ踊り保存会の諸君も参加させるという状況に至りました。その旅費等も含めまして、御要請される中身を十分精査した上で、今回、臨時会にこの予算を計上させていただいたというのが経緯であります。
 今後の状況といたしましては、当然、今回実施した中身としては、3日か4日は物販が行われるわけでありますから、それに対して香港の皆さん方はどういう反応になっていくのか、これが一つございますが、その状況を踏まえた中で、観光も含めて宣伝をしてくるということでございます。その受け入れ先が先ほど申し上げました呉さんでありまして、相当の物販関係を取り扱っている会社をお持ちの方で、香港でも有力な人だというふうにお聞きいたしているところでございます。そういう人を介して、信頼関係を構築した上で、今後の物販における状況の整理もあわせて将来はやはり中国大陸のほうにもそういう状況づくりをしていく、今回はその試金石ともなっていくのかなと、いま、そんなふうに感じているところでございます。
 そういうことで、観光をあわせて、富良野の農産物、あるいは北海道の魚介類を通じた物販の大きな富良野版として宣伝をさせていただきたいというのが今回の補正に予算を計上させていただいた状況でございますので、その点はひとつ御理解を賜りたい、このように思うところであります。
○議長(北猛俊君) よろしいですか。
 10番萩原弘之君。
○10番(萩原弘之君) 私は、基本的に、今回のこの事業については大賛成であります。先般、私の一般質問で、いわゆる海外の輸出にかかわる部分として、やはり、市内における関係業者を含めて、関連を持ちながら連携をとり合い、いまのTPPを含めた形で、富良野の農産物を海外に輸出していく方策を何とか講じてしてほしいというようなお願いをした経緯もございます。
 ただ、一つ、だからといって、何でもいいわけではないというところが私には感じられるのであります。香港イオンということですが、イオンというのは、この日本という国の販売シェアを含めて、我々にとって確かにかなり強力なマーケティングを持っている業者でございます。ただ、富良野市として予算を執行することについては、最低限、相手方という部分をちゃんと判断し、吟味し、調査していく中でこの事業を実施するのだと、そういう判断をする根拠をつくる、整備する必要はあると僕は思うのです。
 その辺については、今回、市長が先ほどお話しされたように、この事業の中で多方面にわたる波及効果、富良野の宣伝効果等も十分あるかと思いますけれども、ぜひ、この事業を進めていく中で、まずもって、市内の関連業者と会議を開けるように、要するに意見交換ができる場所をつくり上げた上で、この事業の推進に向けて、また、この事業を行う上での根本的な判断材料として、やはり何らかの要綱等が必要かというふうに感じますが、いかがでしょうか。
○議長(北猛俊君) 御答弁願います。
 市長能登芳昭君。
○市長(能登芳昭君) 萩原議員の再質問にお答えをさせていただきたいと思います。
 まず、1点目は、対象とする香港での信頼関係であるということの御質問でございました。
 先ほど申し上げましたが、フランキー・ウーという会長ですけれども、3年前に、私と、観光協会の会長でございました黒岩議員、そして、いま、観光協会の理事、副会長をやられております石平さんと、視察を兼ねて香港に行ってまいりました。そのときに御紹介いただいたのがフランキー・ウー会長でございました。香港で相当な事業量を持っていらっしゃる方というふうに推察いたしました。やっている貿易関係の会社も訪問させていただきました。そういう状況がございます。もう一つは、中西さんを通じてということですが、呉さんがお仕事の関係で北海道に再三いらしたときに、富良野に寄られて、中西さんと懇談を深めた中で、将来における富良野の農産物、あるいは、富良野魚菜市場を通しての魚介類等の海産物の輸出の問題、こういった問題でお話し合いを重ねてきました。こういう大きな状況の中で、前段申し上げましたように、イオンが香港で北海道フェアをやるという中身でございます。
 ですから、いま御質問ありましたのはそういった中身については精査をするということでございますが、私どもといたしましても、行政が行うことについて、いま御質問あったことも十分踏まえた中で状況づくりをしてきたところであります。
 2点目のそれぞれ関係する団体の状況ということですが、当然、農作物は農業協同組合の関係もそうでしょうし、あるいはまた、企業でやっております蔬菜、青果業の皆さん方もそういう範囲に入ってくるわけであります。あるいはまた、地産地消の中で富良野の特産ということでいけば、私は、これからの富良野の代表的な売り物ということは、やはりトウモロコシが唯一の大きな作物になっていくのかなと。そういうことで、今回の香港イオンには約1,000本のトウモロコシを持っていって、まず試験的にやっていくというお話がいま浮上してまいっております。
 ですから、富良野の農産物の何を持っていくかということをきちんと整理して、1回目でどのぐらいの関心が持たれて、これからどういう形で進めていくかというのは、やってみないと、初めからこれは売れるだろう、売れないだろうということにはならないと私は思います。
 もう一つは、あわせて、いま、この圏域では、富良野美瑛観光推進協議会によって北海道のブランド観光圏ということで平成29年をめがけて運動展開をやっているわけであります。これらを含めますと、香港の皆さん方に物産と観光をあわせて富良野・美瑛地域にもっともっと関心を持っていただく、エージェントを初め、香港の住民の方々にも十分理解をしていただく、今回はそういう状況づくりをあわせてやってみたいということです。6月下旬にこれを実施するということでございますから、今回は臨時的なお話が急に出てきたという状況もございまして、大変恐縮でございますけれども、こういう形の中で御提案を申し上げたという中身であります。
 再度、萩原議員の御質問にお答えをさせていただきますけれども、一つは、相手のイオンと、仲介をしていただいているフランキー・ウー会長につきましては、香港でも著名人でございますので、人物的には信頼関係を構築することに十分足り得る、そのように考えております。私どもといたしましては、やはり、この機会を逃してはいけない、今後の本市の農産物あるいは魚介類の輸出先の状況づくりには大切なものである、このように考えておりますので、御理解をいただければ幸いと思うところであります。
○議長(北猛俊君) よろしいですか。
 10番萩原弘之君。
○10番(萩原弘之君) 内容については、十分理解をさせていただきました。
 さて、北海道アーチ物産株式会社についてですが、今回の資料の中では窓口という形の位置づけをされております。今後、この事業等々に関連して行われる部分の中で、この株式会社がこれから先も窓口ということでかかわりを持っていかれるおつもりなのか。
 もう一つは、先ほど市長がお話しされた市内における関連事業者について、やはりかかわりを持って連携をつかさどる組織が必要ではないかなというふうに私は感じますが、いかがですか。
○議長(北猛俊君) 御答弁願います。
 市長能登芳昭君。
○市長(能登芳昭君) 萩原議員の再々質問にお答えをさせていただきたいと思います。
 ただいまの1問目の総合窓口の関係でありますけれども、経緯として、富良野市の市場を受け皿にはなかなかできないというのは状況的にございました。北海道を対象にした中でその窓口を設けるというのは、いま御質問のあった会社を設立した中で総合的な窓口として受けるという状況でございます。
 それから、2点目の関係でございますけれども、関連する状況としては、農作物を集荷できるふらの農業協同組合を初めといたしまして、これに関連する農事組合的なものでも結構でございます。また、品物がいいと評価されれば、当然、そういう中身を兼ね備えた品物を出していくということですから、いま御質問のあった箇所にこれから行ってみて、そういう状況を十分把握した中で、協議会的な、あるいはまた連絡的な会をつくる必要性も出てくる可能性があるような感じもいたしますので、まず、1回目の状況を踏まえた中で考えていきたい、このようにいま考えているところであります。
 以上であります。
○議長(北猛俊君) そのほか、質疑ございませんか。
 15番岡野孝則君。
○15番(岡野孝則君) いまの萩原議員の質問に関連して質問させていただきたいと思います。
 いま、市長の答弁の中で、必要性、事業効果、今後の方向性ということも御答弁をいただきました。私も、この必要性、事業効果、今後ということについては、大変必要なことだなと理解をしているところです。この中で、いま、萩原議員も言われましたように、行政として税金を出すからにはやはり要綱をつくったほうがいいのではないかという質問もありました。そして、いま、市長から、今回の措置については非常に大切なことである、事業効果がある、臨時的にやることなのだという御答弁をいただきました。
 ただ、臨時的にやることだとなったときに、今回は香港のイオンですが、これはあくまでも一般の商社です。そうだとしたら、ほかの国の別な商社から臨時的にやらせてもらいたいとあっちからもこっちからも来たときに、それを全部受けていくのかどうなのかと。自分たちはそこなのです。
 やはり、今回は臨時的にこれをやるのですよということだけれども、何でもかんでもいいことだから税金を投入するということではなくて、そのためにも今回は要綱そのものが必要なのかなというふうに思うのですが、もう一度、その点について御答弁願います。
○議長(北猛俊君) 御答弁願います。
 市長能登芳昭君。
○市長(能登芳昭君) 岡野議員の御質問にお答えをさせていただきたいと思います。
 私は、先ほど、商売をやる上においては信頼関係がなければできませんと申しました。いま御質問ありましたように、大手のスーパー的なものは日本にもそれぞれたくさんございます。恐らく、香港に出店をしている大手もあろうかと思います。しかし、富良野は要望があったら何でもそれに応えていかなければならないという理由はないと私は思います。ですから、信頼関係を構築する、それだけお互いが信頼するということは、今後も継続してやれる状況づくりをしていくということであります。ですから、私は、イオンばかりでなく、フランキー・ウー会長は、貿易関係に限らず、香港自体の大きな観光、あるいは、その他の事業にもかかわって重責を担っているお人でございまして、私どもとしてもそういう人間関係の信頼があり、知らない状況の中でやるということではないので、その点はひとつ理解を深めていただきたい、このように思います。
 さらに、いま御質問がありましたほかから言われた場合にやりますかというのは、これは、できるものではありません。北海道フェアという形の中で実施して、北海道が主催するフェアから依頼をされた中で選択しなければならないと思います。当然、将来展望に立って、売れ行きがどうなのかということもあわせて考えて、これからのフェアについては今回実施した状況を十分に見ながら判断しなければならないというのが私の考え方であります。さらに、それは、物販ばかりでなく、観光もあわせた形の中で実施したいというのが私の考え方でございますから、当然、今回、観光協会のほうもそれぞれ同行していただくような状況づくりもいまやっているわけでありまして、富良野の将来の観光とあわせた状況の中で、少しでも多く農産物あるいは海産物の販売を進めていく必要性がある、いま、このように考えているところでございますので、その点でひとつ理解をしていただければ幸いである、このように思います。
○議長(北猛俊君) よろしいですか。
 15番岡野孝則君。
○15番(岡野孝則君) いま御答弁いただいた中身については、自分もわかるのです。ただ、そこで、先ほど、私の1回目の質問のときに、ほかの商社から来たときに何でもかんでもやるかと聞いて、そんなことはできるものではありませんという御答弁をいただきました。そうなのであれば、今回は臨時的にされるということですが、先ほど萩原議員も申しておりましたけれども、自分としては、なおさら、ある程度の要綱があったほうがいいのかなというふうに思うので、もう一度、同じ点について質問させていただきます。
○議長(北猛俊君) 御答弁願います。
 市長能登芳昭君。
○市長(能登芳昭君) 岡野議員の再々質問にお答えをさせていただきますが、要綱をつくってやるべきだという御質問のようでございますけれども、私は、いま、現実的に、必ずそういう要綱をつくらなければならないという考え方には立っておりません。この問題は、成功させるか、成功させられないか、その試金石となる問題であります。ですから、そういう状況がたくさん生まれてくるのであれば、将来展望に立った形の中で、もう一度、議会のほうにも御相談を申し上げながら、いま御指摘の要綱なり、あるいは、恒常的な予算をつくることになれば、それに伴う支出の枠決めのものをつくっていくことは当然出てくるだろう、私はこのように認識をしております。
 今回の北海道フェアは、富良野フェアでなく北海道ですから、相当の市町村が参加するような状況になるのではないかと思います。それとあわせて、やはり出ていく以上は、物販だけではなく、富良野の観光ということもあわせてやることが今回の大きな意義につながっていくというふうにも考えております。ですから、富良野・美瑛地域における観光宣伝として、ポスターとか、あるいは、それに類するものを持っていって宣伝してくるということも、当然、このフェアの大きな役割として位置づけられると考えております。
 以上であります。
○議長(北猛俊君) よろしいですか。
(「了解」と呼ぶ者あり)
○議長(北猛俊君) そのほか、質疑ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(北猛俊君) ないようですので、以上で本件の質疑を終わります。
 討論を省略いたします。
 お諮りいたします。
 本件に御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(北猛俊君) 御異議なしと認めます。
 よって、本件は、原案のとおり可決されました。
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 日程第10 議案第2号 富良野市副市長の選任について
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○議長(北猛俊君) 日程第10、議案第2号、富良野市副市長の選任についてを議題といたします。
 提案者の説明を求めます。
 市長能登芳昭君。
○市長(能登芳昭君) -登壇-
 議案第2号、富良野市副市長の選任について、提案の理由を御説明申し上げます。
 富良野市副市長石井隆君は、平成18年6月5日以来、2期8年間、富良野市助役、副市長として市政の発展と地方自治の振興に尽力をされてきたところでございます。
 石井隆君は、平成26年6月4日をもって任期満了となりますが、引き続き、同君を富良野市副市長に選任いたしたく、地方自治法第162条の規定により、議会の同意を求めるものでございます。
 なお、同君の経歴につきましては、別紙のとおりでございますので、よろしく御審議のほどをお願い申し上げます。
○議長(北猛俊君) これより、本件の質疑を行います。
 質疑ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(北猛俊君) ないようですので、以上で本件の質疑を終わります。
 討論を省略いたします。
 お諮りいたします。
 本件に御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(北猛俊君) 御異議なしと認めます。
 よって、本件は、選任に同意することに決しました。
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 日程第11 議案第3号 富良野市教育委員会委員の任命について
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○議長(北猛俊君) 日程第11、議案第3号、富良野市教育委員会委員の任命についてを議題といたします。
 提案者の説明を求めます。
 市長能登芳昭君。
○市長(能登芳昭君) -登壇-
 議案第3号、富良野市教育委員会委員の任命について、提案の理由を御説明申し上げます。
 富良野市教育委員会委員宇佐見正光君は、平成26年6月13日をもって任期満了となりますので、その後任といたしまして、現総務部長近内栄一君を任命いたしたく、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定により、議会の同意を求めるものでございます。
 近内栄一君は、昭和56年4月に富良野市役所に奉職以来、経済、建設、教育、総務関係の事務を担当し、旺盛な責任感と誠実を旨として職務遂行に努力をされ、中心街整備推進課主幹、図書館長を歴任し、平成24年からは総務部長として市政の発展と地方自治の振興に尽力されてきたところであります。
 教育に対する情熱も高く、教育委員会委員として適任と考えますので、よろしく御審議のほどをお願い申し上げます。
○議長(北猛俊君) これより、本件の質疑を行います。
 質疑ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(北猛俊君) ないようですので、以上で本件の質疑を終わります。
 討論を省略いたします。
 お諮りいたします。
 本件に御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(北猛俊君) 御異議なしと認めます。
 よって、本件は、任命に同意することに決しました。
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 日程第12 富良野市選挙管理委員会委員及び補充員の選挙
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○議長(北猛俊君) 日程第12、富良野市選挙管理委員会委員及び補充員の選挙を議題といたします。
 本件は、選挙管理委員会委員及び補充員について、平成26年6月4日をもって任期満了に伴うもので、地方自治法第182条第1項及び第2項の規定により、選挙するものであります。
 お諮りをいたします。
 選挙の方法につきましては、議会運営委員長報告のとおり、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選により行いたいと思います。
 これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(北猛俊君) 御異議なしと認めます。
 よって、選挙の方法は、指名推選に決しました。
 お諮りいたします。
 指名の方法は、議長において指名する4名の選考委員により行いたいと思います。
 これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(北猛俊君) 御異議なしと認めます。
 よって、ただいまお諮りのとおり決しました。
 それでは、4名の選考委員を御指名いたします。
 大栗民江君、岡本俊君、渋谷正文君、日里雅至君、以上4名の諸君であります。
 ここで、選考委員会開催のため、午後1時まで休憩いたします。
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  午前11時49分 休憩
  午後1時00分 開議
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○議長(北猛俊君) 午前中に引き続き、会議を開きます。
 午前中の議事を続行いたします。
 選考委員会より、委員長の互選があり、日里雅至君が選出された旨、報告がございました。
 ここで、選考委員会からの報告を求めます。
 選考委員長日里雅至君。
○選考委員長(日里雅至君) -登壇-
 選考委員長報告。
 富良野市選挙管理委員会委員及び補充員の選挙につきまして、議長から指名を受けました選考委員4名が慎重に審議をいたしました結果、次のように決定いたしましたので、御報告申し上げます。
 委員には、堀川眞理君、桐澤博君、高畑公子君、伊藤和朗君、以上でございます。
 次に、補充員につきましては、順位がついておりますので、1番から申し上げます。
 1番藤本利昭君、2番河合良美君、3番荏原哲君、4番堀田修司君、以上のとおりでございます。
 以上、御報告申し上げます。
○議長(北猛俊君) これより、本件の質疑を行います。
 質疑ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(北猛俊君) ないようですので、お諮りをいたします。
 ただいまの選考委員長の報告のとおり、選考された諸君を選挙管理委員会委員及び補充員の当選人とすることに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(北猛俊君) 御異議なしと認めます。
 よって、ただいまお諮りのとおり決しました。
 この結果は、富良野市議会会議規則第32条第2項の規定により、直ちに告知をいたします。
 以上で、本臨時会に付議された案件は、全て終了いたしました。
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 就任・退任の挨拶        
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○議長(北猛俊君) この際、本日、富良野市教育委員会委員に任命同意されました近内栄一君、また、教育長宇佐見正光君より御挨拶の発言の申し出がありますので、これをお受けいたします。
 最初に、教育委員会教育長宇佐見正光君。
○教育委員会教育長(宇佐見正光君) -登壇-
 臨時議会の貴重なお時間を割いていただきまして、教育長退任に当たりまして、御挨拶申し上げたいと存じます。
 私は、昭和50年に民間から富良野市役所に奉職して、はや39年の歳月が流れております。この間、滝口国一郎元市長、高田忠尚前市長、そして、能登芳昭現市長の3代にわたりまして、その市政を支えさせていただいた一人でもございます。
 いま、この場に立って思い起こせば、富良野市が初めて、市民の皆さんとともに協働の事業として、昭和63年4月にごみの6種分別、クリーンふらの計画、リサイクルがスタートいたしまして、そのときの初代の係長として職務に精励をさせていただきました。その後、市長の秘書、さらに、課長職では、保健医療部門、そして商工観光部門、さらには企画振興部門に携わり、部長職では、中心市街地の活性化事業として駅前再開発事業にかかわらせていただきました。そのときに、予算特別委員会において、2日間にわたり夜9時まで議員の皆さんたちとともに議論を深めたこと、さらには、保健医療部門において、市民の命を守る、このことを基本にして富良野協会病院の建設にかかわることができました。その折、地域医療を守っていく、そして、議員の皆さんたちと議論をして、誠意を持って地権者対応を進めさせていただきましたし、また、地権者の皆さんたち一人一人のお名前を協会病院の入り口に掲示する、こういうことをいま思い浮かべております。
 そして、2期8年間、教育行政に携わることができました。常に、全ては子供たちのためにを合い言葉に、学校はもちろんですけれども、保護者の皆さん、そして、地域の皆さん、そして、何といっても学校支援ボランティアの皆さんたちの温かい支援と協力によって、いま、子供たちは、学力面、スポーツ面、そして、みずから進んで行動するボランティア活動などに積極的に取り組んでおり、そのことは、何事にも恐れないで果敢に挑戦する、そういう子供たちが育ってきたな、こんなふうに感じ取っているところであります。
 さらにまた、子供たちの教育環境を整える学校施設整備に向けて、これを優先しようということで、議会の議員の皆さんたちとも御議論をしながら、職員の知恵をいただき、能登市長と二人三脚でこの取り組みをさせていただきまして、今年度で七つの学校が整備を完了することになりました。
 そして、学校においては、5年前にスタートいたしました西中学校の生徒会が中心となったZERO運動は、いま、全校で取り組みをさせていただいております。さらに、富良野市独自として、演劇教育であるとか、環境教育であるとか、キャリア教育であるとか、読書活動であるとか、外国語活動とか、国際交流など、本当に幅広く取り組みをさせていただきました。さらに、地元の高校、富良野高校で普通科単位制に移行できたことも思い出されるところであります。
 いま、まさに、国においては、教育委員会制度改正に向けて教育改革が進んでおります。富良野市においては、常に地域の宝である子供たちを第一にしながら、教育行政が推進されることを期待している一人でもございます。
 このように、39年間、常に市民の福祉の向上と子供たちに誇れる教育実践を推進できたことに、自分として満足して退任することができます。この後も、能登市政のますますの発展と、議員各位の御健勝での御活躍を心より御祈念して、退任に当たりましての御挨拶とさせていただきます。
 本当に長い間、ありがとうございました。
(拍手)
○議長(北猛俊君) ありがとうございました。
 長きにわたって大変御苦労さまでございました。
 次に、教育委員会委員に任命同意されました近内栄一君より御挨拶をいただきます。
 総務部長近内栄一君。
○総務部長(近内栄一君) -登壇-
 一言、お礼とお願いの御挨拶を申し上げたいと存じます。
 このたび、教育委員会委員の任命に当たりまして、議員の皆様方から温かい御配慮により御同意をいただきましたことを心より厚く御礼申し上げます。
 いま、私は、宇佐美教育長の実績を振り返り、その後を引き受ける責任の重さに身の引き締まる思いでございます。
 もとより微力ではございますが、これまでの職員としての行政経験を生かし、富良野市の将来を担う子供たちのため、そして市民のために、誠心誠意、教育行政において全力を尽くし、職責を果たす決意でございます。
 議員の皆様方におかれましては、これまで同様、御指導、御鞭撻を賜りますよう心よりお願いを申し上げまして、お礼の御挨拶とさせていただきます。
 どうぞよろしくお願いいたします。
(拍手)
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 閉会宣告        
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○議長(北猛俊君) これをもって、平成26年第1回富良野市議会臨時会を閉会いたします。

  午後1時10分 閉会

 上記会議の記録に相違ないことを証するため、ここに署名する。

 平成26年5月20日

 議長 北 猛俊
 署名議員 大栗民江
 署名議員 石上孝雄

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