平成23年第4回臨時会
富良野市議会会議録
平成23年10月5日(木曜日)午前10時00分開会
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎議事日程(第1号)
日程第 1 会議録署名議員の指名
日程第 2 会期の決定
日程第 3 報告第 1号 専決処分報告(市道における物損事故の損害賠償)
日程第 4 議案第 1号 平成23年度富良野市一般会計補正予算(第9号)
─────────────────────────────────────────────
◎出席議員(17名) | |||
議長18番 | 北 猛俊 君 | 副議長6番 | 横山久仁雄 君 |
1番 | 渋谷 正文 君 | 2番 | 小林 裕幸 君 |
3番 | 本間 敏行 君 | 4番 | 黒岩 岳雄 君 |
5番 | 広瀬 寛人 君 | 7番 | 今 利一 君 |
8番 | 岡本 俊 君 | 9番 | 大栗 民江 君 |
10番 | 萩原 弘之 君 | 11番 | 石上 孝雄 君 |
12番 | 関野 常勝 君 | 13番 | 天日 公子 君 |
15番 | 岡野 孝則 君 | ||
16番 | 菊地 敏紀 君 | 17番 | 日里 雅至 君 |
◎欠席議員(1名) | |||
14番 | 千葉 健一 君 | ||
◎説明員 | |||
市長 | 能登 芳昭 君 | 副市長 | 石井 隆 君 |
総務部長 | 古東 英彦 君 | 保健福祉部長 | 中田 芳治 君 |
経済部長 | 原 正明 君 | 建設水道部長 | 外崎 番三 君 |
看護専門学校長 | 丸 昇 君 | 総務課長 | 若杉 勝博 君 |
財政課長 | 清水 康博 君 | 企画振興課長 | 鎌田 忠男 君 |
教育委員会教育長 | 宇佐見正光 君 | ||
教育委員会教育部長 | 遠藤 和章 君 | 農業委員会会長 | 東谷 正 君 |
農業委員会事務局長 | 山内 孝夫 君 | 監査委員 | 松浦 惺 君 |
監査委員事務局長 | 影山 則子 君 | 公平委員会委員長 | 島 強 君 |
公平委員会事務局長 | 影山 則子 君 | 選挙管理委員会委員長 | 藤田 稔 君 |
選挙管理委員会事務局長 | 高橋慎一郎 君 | ||
◎事務局出席職員 | |||
事務局長 | 岩鼻 勉 君 | 書記 | 日向 稔 君 |
書記 | 大津 諭 君 | 書記 | 渡辺 希美 君 |
書記 | 澤田 圭一 君 |
─────────────────────────────────────────────
午前10時00分 開会
(出席議員数17名)
────────────────────────
開会宣告
─────────────────────────
○議長(北猛俊君) これより、本日をもって招集されました平成23年第4回富良野市議会臨時会を開会いたします。
─────────────────────────
開議宣告
─────────────────────────
○議長(北猛俊君) 直ちに、本日の会議を開きます。
─────────────────────────
日程第1 会議録署名議員の指名
─────────────────────────
○議長(北猛俊君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
本臨時会の会議録署名議員には、会議規則第119条の規定により、
小林裕幸 君
菊地敏紀 君
を御指名申し上げます。
─────────────────────────
諸般の報告
─────────────────────────
○議長(北猛俊君) 事務局長をして諸般の報告をいたさせます。
事務局長岩鼻勉君。
○事務局長(岩鼻勉君) -登壇-
議長の諸般の報告を朗読いたします。
本臨時会に市長より提出のありました議案第1号及び報告第1号につきましては、あらかじめ御配付のとおりでございます。
次に、本臨時会に出席を求めた説明員及び通知のあった説明員等につきましては、別紙名簿として御配付のとおりでございます。
本日の議事日程につきましても、お手元に御配付のとおりでございます。
以上でございます。
─────────────────────────
日程第2 会期の決定
─────────────────────────
○議長(北猛俊君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
本臨時会の運営に関し、議会運営委員会より報告を願います。
議会運営副委員長今利一君。
○議会運営副委員長(今利一君) -登壇-
議会運営委員会より、本日をもって招集されました平成23年第4回臨時会が開催されるに当たりまして、本日委員会を開きまして、運営について審議した結果について御報告申し上げます。
本臨時会に提出されました事件は、市長からの提出案件2件でございます。
内訳は、一般会計補正予算1件、専決処分報告1件でございます。
委員会では、会期を本日1日間として、案件の審議を願うことで意見の一致を見ております。
よろしく御協力賜りますようお願い申し上げまして、議会運営委員会からの報告といたします。
○議長(北猛俊君) お諮りいたします。
ただいま議会運営委員会より報告のとおり、本臨時会を運営し、会期は本日1日間といたしたいと思います。
これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(北猛俊君) 御異議なしと認めます。
よって、ただいまお諮りのとおり決しました。
─────────────────────────
日程第3
報告第 1号 専決処分報告(市道における物損事故の損害賠償)
─────────────────────────
○議長(北猛俊君) 日程第3、報告第1号、専決処分報告を議題といたします。
本件について説明を求めます。
建設水道部長外崎番三君。
○建設水道部長(外崎番三君) -登壇-
報告第1号専決処分報告について御説明申し上げます。
本件は、地方自治法第180条第1項の規定により、去る9月16日付けをもって専決処分を行った、市道における物損事故の損害賠償につきまして、同条第2項の規定により御報告申し上げるものでございます。
本 件は、平成23年8月24日午前7時45分ごろ、富良野市字山部東19線1番地付近での草刈り作業車による、市道路肩の草刈り作業中に、草刈り装置部分に 巻き込んだ石などが、作業車両の、脇を通り過ぎた車両のフロントガラスに当たり、損傷を与える事故が発生いたしました。
道路の路肩の草が伸びていたことにより、石などを確認できず巻き込んだもので、車両に対して損害賠償を行ったものであります。
車両損害金は、修理費等として11万4,565円で、富良野市の過失割合を10割として示談いたしましたので、富良野市の損害賠償額は11万4,565円でございます。
示談は9月16日に交わしております。
幸い、相手方に人身等の被害はなく、大事には至りませんでしたが、今後の市道の草刈り業務においては、安全管理を一層徹底し、事故の再発防止に努めてまいります。
○議長(北猛俊君) 本件について御発言ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(北猛俊君) ないようですので、報告第1号は、地方自治法第180条第2項の規定に基づく報告であります。
以上で本報告を終わります。
─────────────────────────
日程第4
議案第 1号 平成23年度富良野市一般会計補正予算(第9号)
─────────────────────────
○議長(北猛俊君) 日程第4、議案第1号平成23年度富良野市一般会計補正予算を議題といたします。
提案者の説明を求めます。
副市長石井隆君。
○副市長(石井隆君) -登壇-
議案第1号、平成23年度富良野市一般会計補正予算について御説明を申し上げます。
このたび提案いたしました富良野市一般会計補正予算第9号は、歳入歳出それぞれ2,300万円を追加し、歳入歳出予算の総額を116億1,986万2,000円にしようとするものでございます。
富良野市はへそとスキーとワインのまちを標榜し、まちづくりを推進してきております。
過去には、スキーの国際大会でありますワールドカップアルペンスキー大会を10回開催するなど、国内外のスキーの憧れの地あり、スキーが冬季観光の主流でありました。
しかしながら、ボーリング競技など、冬季間においても手軽に楽しむことのできる室内競技の普及とともに、スキーに訪れる客は減少し、変わってラベンダーなど、夏季観光が冬季観光に取ってかわる状況となってまいりました。
また、かつては多くの子供たちがスキーに親しみ、実施されるスキー大会の都度、全道、全国大会に進むような優秀なスキー選手が多く輩出されておりましたが、ここ数年、減少傾向となっているところであります。
今日、富良野市は全国に名が知られる観光地となっておりますが、このことは、過去に実施されたワールドカップを始め、スキーアルペン全道、全国大会の実施がその一因となっているものと考えております。
このような中、本年、富良野スキー場は開設50年を迎えました。
先人の方々が富良野の顔として守り続けてこられた資源を地域振興のために改めて考え、後世継続的に発展させていくよう、富良野スキー場開設50年記念事業を契機として、取り組もうとするものであります。
以下、その概要について歳出から御説明を申し上げます。
6、7ページ中段でございます。
7款商工費は、今シーズンに開設50年を迎える、富良野スキー場の記念事業の実施に対する、富良野スキー場開設50年記念事業実行委員会補助金で、800万円の追加でございます。
9款教育費は、子供のスキー技術の向上を支援するための、子供スキー技術向上支援委託料及びスキー場リフトの施設使用料で、1,500万円の追加でございます。
次に、歳入について御説明を申し上げます。
同じく6、7ページの上段でございます。
21款諸収入は、備荒資金組合交付金で2,300万円の追加でございます。
以上、平成23年度富良野市一般会計補正予算について御説明申し上げましたが、よろしく御審議のほどお願いを申し上げます。
○議長(北猛俊君) これより本件の質疑を行います。
質疑は本件全体について行います。
質疑ございませんか。
15番岡野孝則君。
○15番(岡野孝則君) それでは質問させていただきます。
7ページ、商工費の192番、富良野スキー場開設50周年記念事業実行委員会補助金、これについてでありますが、今、副市長からも、提案説明としてるる説明いただきました。
やはりこの事業については、富良野市経済の活性化、これが第1番なんだと思います。ひいては、北の峰スキー場並びに北の峰地区のさらなる発展なんだと、このような形で自分も思ってございます。
であるならば、このたびの事業をぜひとも実施しなければならないんだという熱意、そしてまた、それに当たるスタンス、この姿勢というのはどこにあるのか。このことをお聞かせをいただきたいと思います。
○議長(北猛俊君) 御答弁願います。
経済部長原正明君。
○経済部長(原正明君) 岡野議員の御質問にお答えいたします。
7ページの商工費でございます。
192番、富良野スキー場開設50年記念事業実行委員会補助金でございます。
まず、スキー場を取り巻く現状ということから御説明を申し上げたいと思いますけれども、近年、冬季観光客、とりわけスキー客が減ってきている現状にあるということがまずございます。
このままでは、スキー場の存続を初め、多くの宿泊施設や、多くの雇用がある北の峰周辺や、それから、富良野市全体についての経済にしても大きな影響があるという認識をしているところでございます。
先 人の皆様が築き上げてくれたスキーのまち。これを発展させていくということが大事だというふうに認識をしておりまして、そのためには、市民の皆様にスキー 場を利用していただくこと、それから、観光客をおもてなしの心でお迎えするということが必要だというふうに思ってございます。
そこで、今回の予算 でございますが、まず、観光客の誘客ということでありますけれども、スキー場開設50年を冠として、道内それから海外にも積極的にPRして、新たな冬季観 光客、スキー客に各種イベントで楽しんでいただいて、今後、富良野に二度、三度と訪れていただけるような、仕掛けをしていきたいということがございます。
あ わせて、今回の富良野スキー場、開設50年記念事業といたしましては、教育費の方に載せさせていただいております、子供スキー技術向上支援事業、こちらを 市の事業として実施することにより、先ほどの実行委員会の事業補助金と合わせて、実施をして、起爆剤として、富良野市全体及び北の峰地域の活性化につなげ ていきたいというふうに思ってございます。
そして、今後、富良野スキー場開設50年を節目の年として、広く市民の意見をお聞きしながら、地域経済の活性化につながる冬季観光の振興を図り、地域が一体となった魅力ある富良野スキーリゾートを目指していきたいというふうに考えているとこでございます。
以上でございます。
○議長(北猛俊君) よろしいですか。
15番岡野孝則君。
○15番(岡野孝則君) わかりました。
それで、市長にもお聞かせをいただきたいというふうにして思いますが、いま、経済部長からもるるこんな御説明をいただきました。
や はり、市長としても今回の事業に対する、しっかりとした熱意とスタンスというものを市長にお聞かせをいただきたいことと、それと、このたびこの予算を計上 するに当たって、富良野市将来展望をしっかり見据えた中での政策予算なのか、このことについてお聞かせをいただきたいと思います。
○議長(北猛俊君) 御答弁願います。
市長能登芳昭君。
○市長(能登芳昭君) 岡野議員の御質問にお答えをさしていただきたいと存じます。
今回の富良野のスキー場50周年記念に合わせて、予算計上さしていただきました。
内 容につきましては、経済部長の方からお話をさしていただいたわけでございますけれども、富良野市に岡野議員の御質問に、私としてお答えをさしていただきま すけども、一つは、将来的なものも考え、あるいは、これからのスキー場のあり方の問題、こういうことを考えて見ますと、富良野の基幹産業は農業と観光とい うことで、推し進めてまいりました。
その、基幹産業の大きな柱の一つであります観光がですね、夏観光においても、外国人をどうこの道北地方に寄せていただく状況づくりを、これから、もっと積極的にやっていかなければならない。
こ れが、富良野美瑛、あるいは旭川観光宣伝協議会とそれぞれ提携をしながら、進めることによって、夏観光というのは、もっともっと道北地方に観光客、あるい は外国の方々が訪れてくれる状況づくりが、大きな柱となって基礎となってできる状況が来るような感じがいたしております。
反面、冬季の観光につきましては、非常に限定された観光であります。
この観光を受けるということになりますと、いま経済部長のほうから、過去のルールの説明がございました。
し かし、現実的なことを考えて見ますと、この現状をですね、維持するまたは発展させていくという状況を考えたときに、行政として、観光の柱を立てて、まちづ くりを進めてきた観点からですね、これを衰退させるという状況には私としては至らないと、このように考えておりますから、当然、50年を節目として、これ らの状況づくりを冬期観光にどういう形でやっていくかと、もう一つは、北の峰が過去において、富良野のまちづくりの大きな拠点の一つとして、富良野の中心 的な役割を果たした、観光状況の中でございました。
今後においてもですね、この北の峰地区、夏にしてもあるいは冬にしてもですね、大きな観光の拠点として、今後も維持向上させていくというのが、私の考え方であります。
そ ういう観点から立ちますと、過去に過日の9月の定例会にもお答えさしていただきましたけども、観光振興計画を北の峰にそれぞれ振興会がございますから、こ れらと連携をしながら、スキー場だけでなく、もっと大きな広い角度から、農村観光を含めた中あるいは、スポーツを通した中の施設を、どう構築しながらそこ でレクリエーションなり、あるいは運動能力を大きく発揮していただく。
あるいは、よそから来て、そこで使っていただけるような、そういう全体の観 光振興計画をつくりたいとこのように、来年の大きなやはり、柱としてやっていきたいという考え方のもとに、この今回出しました予算につきましては、そうい うことを前提にしながら、一つの政策として、大きくこれから、前進をさせていかなければないと、こういう基本的な考え方のもとに、50年という節目に今年 なりましたから、合わせて、一部そういう状況づくりをしたということで御理解を賜りたい。このように思うところであります。
○議長(北猛俊君) よろしいですか。
15番岡野孝則君。
○15番(岡野孝則君) はい。いま市長の方から今回の予算計上については、政策予算であるということで御答弁をいただきました。
やはり、いまも、市長の方からいろんな御答弁をいただいた中において、やはりこの事業において、やはり、この50年ということを契機に、今後のこれからの次世代、今の子供たちが将来に向かって夢の持てる、この事業であっていければいいかなと私はこのように思っています。
そのことについて、市長としてのお考えを聞かせいただきたいと思います。
○議長(北猛俊君) 御答弁願います。
市長能登芳昭君。
○市長(能登芳昭君) 岡野議員の再質問にお答えをさしていただきたいと思います。
現在は、少子高齢化という、大きなやはり国全体の人口構造になってきているわけであります。
そ の中で、学校教育においても過去においては、相当冬期観光における、スキー授業というのが多く出されて、積極的な学校運営をしてきたわけでございますけど も、いま現状を考えて見ますと、少なからずでありますけども、スポーツ少年団だとか、これらに類する団体に属する人たちが中心となってやっていると、こう いう状況ですから、市全体として底上げをする。
こういうことが、私は前段で申し上げました来年以降のですね、スキーに対する学校における認識、意 識の向上を図るとともに、家庭においてもですね、冬期における青少年の非行、あるいはこれに通ずる状況づくりの中でですね、もっともっとスポーツを通じて 人間形成をつくっていくと、こういうような状況も含めて考えていかなければならないと、このように考えているところでございます。
もう一つは、こ れだけの立派な、スキー場はありながら、もっともっと、全道大会、あるいは全国大会、しいては、オリンピックに出ていただけるような選手を育てていこう と、これも一つの大きな、まちづくりの夢でもありますし、一つの目標でもあると、このように考えておりますので、それらを含めての考え方で進めてまいりた いと、このように考えているところでございます。
○議長(北猛俊君) そのほか質疑ございませんか。
12番関野常勝君。
○12番(関野常勝君) 只今の市長の答弁の中にですね、この事業予算は政策予算であると御説明を受けておりますが、ここまでくる過程の中にですね、この大きなイベントに対して、どのような効果が持たれるか。
また、その事業計画をきちんと立ち上げて、事業計画の中に成果を盛り込む必要性があったのではないかと思います。
また、震災の影響もあったということでございますが、実行委員会の立ち上げの中でもきちんと意見交換し議論を出し合って、市民に対しても理解求める対応をすべきではなかったかと私は思います。
もとになるものがないときちんと検証ができない。または、次につながる政策に対してもきちんと、事業計画というのはあっていいものだと私は思います。
また、スキー人口が減っている中でですね、閉鎖されているスキー場もからあるわけでございます。
ですが、存続をかけて企業努力をしているスキー場もあるわけでございます。
その、企業努力のしているスキー場の成果、または、その情報収集をしまして、富良野スキー場に合った、取り入れるものは取り入れるという姿勢をきちんともう少し考慮すべきだと思います。
スキー客を集客するだけではなく、冬の富良野に来てもらう客を増やす手段は、他にもあったのではないかと私は考えておりますが、それについて、質問をしたいと思います。
○議長(北猛俊君) 御答弁願います。
経済部長原正明君。
○経済部長(原正明君) はい、関野議員の御質問にお答えいたします。
冬の誘客ということで、特にスキー場の関係で申し上げますと、いま関野議員がお話しになったとおり、道内のスキー場も厳しい状況にあるということで、いろんなアイデアを出されているということございます。
それらについては、富良野スキー場でも、情報を収集しながら、スキー場を独自にファミリーゲレンデの整備であるとか、あるいは、圧雪コースの設定だとか、そういうようなことを、できることをどんどんやっていただくというような方向になってございます。
そ れで、今回の50年記念事業につきましては、役割分担をしながら、それぞれがやれるものをやっていくと、そして富良野に、冬季の観光客に来ていただくとい うことでございますので、これらについては是非スキー場だけではなく、北の峰地域、市全体で取り組みを進めて多くの冬季観光客に来ていただくというふうな ことは考えているところでございます。
以上でございます。
○議長(北猛俊君) よろしいですか。
(「了解」と呼ぶ者あり)
○議長(北猛俊君) そのほか質疑ございませんか。
13番天日公子君。
○13番(天日公子君) 実は5月にですね、観光客の誘致緊急対策交付金ということで500万、5月に補正されております。
それで今回、50周年記念事業ということの中に、事業として観光客誘致事業として1,000万円組んでおります。
この観光客誘致事業については、富良野に来ていただくためには、大事な事業だというふうに認識しておりますけれども、この5月の補正と今回の予算との関連、それから、今後のこの観光客誘致事業についてどのように考えているのかお聞きしたいと思います。
○議長(北猛俊君) 御答弁願います。
経済部長原正明君。
○経済部長(原正明君) 天日議員の御質問にお答えいたします。
今回の予算と、それから5月の500万の予算の関係ということでございますが、5月の臨時会に提案させていただいた内容については、北の国から放映30周年の実行委員会がございまして、その関係で、誘客を図るということで、札幌等で誘客活動をいたしました。
その結果として、いま10月いっぱいまで、北の国から30周年の記念事業をやっておりますが、夏の観光での入り込みが、少しずつ復活をしてきたという成果があるということで、中間的な状況にあります。
今回の予算につきましては、スキー場の開設50年の記念事業の予算でございますので、これからの予算ということで御理解をいただきたいということでございます。
また、誘致活動をこれからどうしていくのかというような、もう一つの御質問かと思います。
特に今回50年という記念事業の冠をつけさせいただいて、特に冬季観光、それは道内、それから道外、それから海外、特にアジアあるいはオーストラリア方面に積極的にプロモーションをかけていきたいというような考えでございます。
以上でございます。
○議長(北猛俊君) よろしいですか。
13番天日公子君。
○13番(天日公子君) いまお話しされたものについては、単年度事業ということで認識しております。
それで、今後の観光客の誘致事業につきましては、やはり関連機関との連携は大事ではないか。
い ままでも、そういう連携をとりながら事業をされているとは思いますけれども、なお一層ですね、連携を持ちながら進めていただければ、観光客を富良野に来て いただく事業が効率的に進むのではないかと思っておりますので、そこのところを観光につきまして、ぜひ富良野の目玉でありますので、本当に全力を尽くして 取り組んでいただきたいと思っております。
その点について、先ほど市長からもお聞きいたしましたけれども、事務方についてもぜひ頑張っていただきたいと思っておりますので、ぜひ、進めていただきたいと思います。それについて、もう一度決意をお聞きしたいと思います。
○議長(北猛俊君) 御答弁願います。
経済部長原正明君。
○経済部長(原正明君) 天日議員の再質問にお答えいたします。
観光の取り組みについては、関係団体との連携が必要だと。それは大事であると。まさしくそのとおりだと思っています。
いままでも、そのようにやってきたつもりでございますけれども、今回、特にこのスキー場50年の関係での関係団体との協議もいま、十分に詰めているところでございます。
この実行委員会での取り組み、話し合いをまた生かしながら、来年度以降の効果的な、観光客誘致事業に取り組んでいけるように頑張っていきたい。
○議長(北猛俊君) よろしいですか。
(「了解」と呼ぶ者あり)
そのほか質疑ございませんか。
10番萩原弘之君。
○10番(萩原弘之君) まず、2点ほどお伺いをさせていただきます。
9款の14の1,300万に関わる子どものスキーのシーズン券にかかわる補助でございますけども、まずどのように配布をなされるのかというところを質問をさせていただきたい。
2点目に、7款の19目でございますが、9月の定例会において、実行委員会の設置率という形で御答弁をいただきましたけれども、いまに至る部分の中の経過について、御説明をいただきたいと思います。
○議長(北猛俊君) 御答弁願います。
教育部長遠藤和章君。
○教育委員会教育部長(遠藤和章君) 萩原議員の御質問にお答えいたします。
シー ズン券、無料パスの配布方法かと思いますけども、これにつきましては、いま考えている部分でございますけども、各学校を通じまして、子どもたちに申込書等 を記入していただいて、当然、パス券ですので、顔写真を付けながら、富良野の子どもということで認識できる形の中で申し込みをいただく。
それをスキー場の方に申し込みをしていただいて、スキー場の方で作成をする。
配布につきましては、学校を通じながら子どもたちに配布をしていきたいと考えております。以上です。
○議長(北猛俊君) 続けて御答弁願います。
経済部長原正明君。
○経済部長(原正明君) 7款の方であります。
実行委員会の経過ということございます。
9月定例会で御提案申し上げた予算について、修正動議で減額になってございますので、それを前提に9月の20日に実行委員会を開催させていただきました。
その中で、市の予算が通って議決をされていないということを前段、市長の方から御説明を申し上げて、その中で中身について議論をさせていただきました。
そして収支予算を決定をさせていただいたというところでございます。
それで、あくまでこれについては、市の予算があってのことという前提でございます。
その後、市の方で検討させていただいて、本年度限りで終了する実行委員会の補助金の予算と、それから来年度以降も継続するず教育費の予算ということで、予算を組み替えさせていただいて、今回提案をさせていただいているということでございます。
ですから、実行委員会につきましては、今後、予算が成立した後に、改めて開催をさせていただく予定でございます。
以上でございます。
○議長(北猛俊君) よろしいですか。
10番萩原弘之君。
○10 番(萩原弘之君) 7款の観光費の19番でございますけども、実行委員会の、いま、経済部長の方からお話をいただいた、継続の予算である部分と、それから 今年度50周年にかかるという部分の単年度の中においてもですね、これから将来にわたり、やっぱり継続がありきであるというようなお考えの中身の案件につ いて、もし、ある程度の区別をされているものであれば、御答弁をいただきたいと思います。
○議長(北猛俊君) 御答弁願います。
経済部長原正明君。
○経済部長(原正明君) 実行委員会の中の事業内容について、単年度ではなく継続するものもあるのではないかと、こういう趣旨の御質問かと思います。
これにつきましてはスキー祭り、それから、アクセス整備というその市内と結ぶバスの運行については、継続をいたします。
ただ、50年事業ということでそれについては、特に力を入れるということでございますので、来年度以降は少し縮小した形という形での継続になろうかと思ってございます。
以上でございます。
○議長(北猛俊君) よろしいですか。
(「了解」と呼ぶ者あり)
○議長(北猛俊君) そのほか質疑ございませんか。
6番横山久仁雄君。
○6番(横山久仁雄君) 何点かお伺いしたいと思います。
一つ目はですね、実行委員会の予算に対する、市として補助していくその補助割合。どのようになっているのか。
それからもう一つは、冬季観光の誘客という問題が先ほどから前面に出ておりますけれども、この誘客は必ずしもスキーだけの問題ではないですね。
ですからそういった意味では、例えばですね、占冠などタワーのところで、冬季間の誘客事業とかそういうことがなされております。
た だこれは、自治体がやっているのか、あるいはホテルでやっているのかよくわかりませんけれども、今後そういった取り組みも、一方でしっかりやらないと、た だ、スキーの50周年事業でお客さんが、海外からあるいは道外から、呼び込むための手だてだけをしても、実は今年度だけの打ち上げ花火で終わってしまうの ではないのか。
そういった意味では、先ほどから経済の活性化ということが力説されているわけですから、そういったものもですね、改めて考えていく必要があるのでないのかなというふうに思います。
その辺のところについて、具体的にこれこれということはなくてもですね、少なくともどういった考え方を持っているのかぐらいはですね、この中できちんと表明をしていただきたいというふうに思います。
それから、子どものスキーの関係ですけれども、決して子どものスキーがどうでもいいという話をするつもりはありません。
ただですね、これまでの教育方針の中で、それではスキー授業についてですね、どれほど重きを持っていたのかと。
ここのところが見えないまま、ある日突然降って沸いたように、1,500万を使って子どものスキー、先ほど市長が言われたようにオリンピックに出れるような、そんな子どもたちを輩出をしていきたいと。
こういう崇高な理念はいいですけれども、そのことについては大変崇高な話でありますけれども、ただこれまでですね、教育行政で言えば、学校の教育方針の中にもスキー授業について、わずか1行か2行しか触れていない。あるいは、年間何時間かしかとっていない。
そんな中で降って沸いたような話してですね、どうも眉毛につばをつけたくなるような気がいたします。
そういった意味では、その辺のところをどのように考えているのか、この辺のところもお伺いをしておきたいと思います。
○議長(北猛俊君) 御答弁願います。
経済部長原正明君。
○経済部長(原正明君) 横山議員の御質問にお答えいたします。
1点目、2点目ということで私からお答えさせていただきます。
まず実行委員会予算の補助金の補助割合ということでございます。
もし、この予算が可決成立したという前提でお話を申し上げますが、補助金については800万。
それから、団体の負担金については400万ということで、1,200万の事業費ということで考えてございます。
それから、2番目の冬季観光の誘客について、スキー客だけではないのではないかということでございます。
それにつきましては、スキーをする方だけではなく、スキー場周辺、北の峰地域だとか、そういうことを利用してファミリーで楽しんでいただけるというようなこと。
そ れから、冬季観光で来ていただいた方に、お泊まりいただくというような宿泊プランだとか、そういうことをそれぞれの今団体等で考えていただいているという ことでございますので、スキーにプラスして、冬季の誘客を考えていくということが基本だというふうに思ってございます。
以上でございます。
○議長(北猛俊君) 続けて御答弁願います。
教育部長遠藤和章。
○教育委員会教育部長(遠藤和章君) 横山議員の3点目の質問でございます。
学校におけるスキー授業のですね、取り組みのあり方ということかと思いますけれども、これまでも学校におけるスキー授業につきましては、教育課程に基づきながら各学校で取り組みをしていただいております。
各学校において、議員の御質問にもありましたように、スキー授業が減ってきている学校も確かにございます。
で すけども、教育委員会といたしましては、今年から小学校が新学習指導要領に基づく学校運営をされておりますし、中学校におきましては来年からになりますけ ども、その中にあってもですね、スキーのまちということで、冬季間においては、体育については、スキー授業をこれからも積極的に行うようにということで、 各校長を通じながら教育委員会としてはさらにいままで以上に、スキーに対する授業を積極的に進めるような形でお願いをしているところでございます。
以上でございます。
○議長(北猛俊君) 補足答弁願います。
教育委員会教育長宇佐見正光君。
○教育委員会教育長(宇佐見正光君) 横山議員の御質問にお答えをさしていただきたいと思いますけども、きょう横山議員も新聞を見られたと思います。
その新聞を見たときに、富良野高校の野球、あるいはその前のラグビーとか非常に活躍をしております。
いま、ほとんどの子どもたちが、富良野から市内の中学校から進学している子どもたちであります。
その活躍を見る中で、私は、気力、精神力、本当に兼ね備わってきたなと、こんなふうにきょう新聞を読んで、捉えております。
つまり、子どもたちの体力というのは、本当にいろんな活動の源であります。そのための発達とか成長の土台をつくっていく。これも体力づくりに大事であります。
少し経過もお話しさせていただきますけれども、富良野の子どもたち、本当に先生方、あるいはボランティアの皆さん方、地域の指導者の方々の温かい御支援をいただいて、少年団活動とか、部活動とか地域のスポーツ活動ということで、本当に積極的に取り組んでおります。
そんな中で、先ほど横山議員の質問の中で、本当に教育方針どうのこうのというお話がございましたけれども、実は、平成20年度から毎年、全国体力運動能力調査というのも実施をしております。
その中で、8種目やりまして、7種目はですね、本当に富良野の子どもたちというのは、全国より高い結果が出ております。
そのうちの一つ、長座体前屈と言って前かがみになる、要するに柔軟性を示すこの体力というのが、測定の中ではやや劣っております。
ということは、バランス感覚をとっていく、柔軟性を示していくということになれば、いま、この授業を冬季スキーの関係でですね、進めていく一番重要なのは、インストラクターが、スキーの専門家がこの授業の中で指導していただく。
そうなると、このスキー場を斜面、あるいは難易度の高いコースもございます。子どもたちがバランスよく滑っていくということになれば、安定的な体力、基礎体力をつくっていくと私は捉えているところであります。
この授業を進めることによって、子どもたちも、そういう基礎体力は培っていくと思っております。
それからもう一つは、先ほど市長も御答弁しておりますけども、やはり、スキーを通じて全道、全国あるいは世界のひのき舞台に立ちたい、目指したいという子どもも当然います。
小学校1年生からレーシングチームに入って、そして体力をつくっていく。一番私どもいま大事にしているのは、これまでも、武田姉妹が世界で、すごく活躍しています。
いまは、東中学校から富良野高校、東海大学へ行っている岡本乃絵選手。
それから、西中学校から富良野高校、東海大学へ行っている平山あがさ選手。そして、荒井章吾選手。
そして、荒井美桜選手と続いております。
いま、実はこのインストラクターの中に、4度のオリンピックに出ております、木村公宣さんという指導者がおります。
こういう方々もですね、この授業の中で絡んでいただいて指導していただく。そうすることによって、近い将来、富良野のこのスキー場からですね、そういう世界に立つ子どもたちも、出てくるのではないかと。
私は、この中で継続する授業でありますので、しっかりと、そういう形で捉えて進めていきたいと、こんなふうに力強く思っているところでございます。
以上でございます。
○議長(北猛俊君) よろしいですか。
(「了解」と呼ぶ者あり)
○議長(北猛俊君) そのほか、質疑ございませんか。
1番渋谷正文君。
○1番(渋谷正文君) 7款商工費についてお伺い申し上げます。
今回の50周年事業でありますけれども、市の健全な財政運営において、これはですね、財政上は当然のことでありますけれども、一方では市内の経済状態がですね、決して良くはございません。
今回、市独自の経済対策、スキー場存続対策を手掛けたと私は思っております。これはですね、スピード感を持って行政が対応をした結果だと私思っております。
ここで、50周年記念事業を行うことによって、その目的については、御説明していただきましたけれども、その具体的な成果指標というものがあればですね、お知らせしていただきたいと思います。
○議長(北猛俊君) 御答弁願います。
経済部長原正明君。
○経済部長(原正明君) 渋谷議員の御質問にお答えをいたします。
50年事業、記念事業の成果指標ということでございますが、個別にそういうものを持っているわけではございません。
ただ、各種イベント等の入り込み、あるいは、総体的な冬季の入り込み等を結果として、その数字が実績になるというふうなことに思っておりますし、それを前提に今後、新たな誘客を図っていくというような指標にもなるというふうなことを持っているとこでございます。
以上でございます。
○議長(北猛俊君) よろしいですか。
1番渋谷正文君。
○1番(渋谷正文君) 只今、御説明いただいたんですけども、具体的な成果指標を持ち合わせてはいないということでありました。
これからですね、行政評価をする上では、こういったその事業を取り組む。そのあとの評価、それに対しては数値をもって、ある程度ですね、推しはかることで進めていかなければいけないということを私は考えております。
こういったことをですね、今後、反映していけるのかどうかというところをお話ししていただきたいと思います。
○議長(北猛俊君) 御答弁願います。
経済部長原正明君。
○経済部長(原正明君) 渋谷議員の再質問にお答えをいたします。
成果指標と言いますか、いま実行委員会で、部会に観光客誘致部会それから市民利用部会を設置をいたしまして、中で具体的な事業内容を詰めていくということございますので、その中で一定程度の目標を立てて行うということはやっていくつもりでございます。
以上でございます。
○議長(北猛俊君) よろしいですか。
(「了解」と呼ぶ者あり)
○議長(北猛俊君) そのほか質疑ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(北猛俊君) なければ、以上で本件の質疑を終わります。
討論を省略いたします。
お諮りいたします。
本件に御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(北猛俊君) 御異議なしと認めます。
よって本件は原案のとおり可決されました。
─────────────────────────
閉会宣告
─────────────────────────
○議長(北猛俊君) 以上で本日の日程を終わり、本臨時会の案件はすべて終了いたしました。
これをもって、平成23年第4回富良野市議会臨時会を閉会いたします。
午前10時48分 閉会
上記会議の記録に相違ないことを証するため、ここに署名する。
平成23年10月5日
議長 北 猛俊
署名議員 小林裕幸
署名議員 菊地敏紀
(出席議員数17名)
────────────────────────
開会宣告
─────────────────────────
○議長(北猛俊君) これより、本日をもって招集されました平成23年第4回富良野市議会臨時会を開会いたします。
─────────────────────────
開議宣告
─────────────────────────
○議長(北猛俊君) 直ちに、本日の会議を開きます。
─────────────────────────
日程第1 会議録署名議員の指名
─────────────────────────
○議長(北猛俊君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
本臨時会の会議録署名議員には、会議規則第119条の規定により、
小林裕幸 君
菊地敏紀 君
を御指名申し上げます。
─────────────────────────
諸般の報告
─────────────────────────
○議長(北猛俊君) 事務局長をして諸般の報告をいたさせます。
事務局長岩鼻勉君。
○事務局長(岩鼻勉君) -登壇-
議長の諸般の報告を朗読いたします。
本臨時会に市長より提出のありました議案第1号及び報告第1号につきましては、あらかじめ御配付のとおりでございます。
次に、本臨時会に出席を求めた説明員及び通知のあった説明員等につきましては、別紙名簿として御配付のとおりでございます。
本日の議事日程につきましても、お手元に御配付のとおりでございます。
以上でございます。
─────────────────────────
日程第2 会期の決定
─────────────────────────
○議長(北猛俊君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
本臨時会の運営に関し、議会運営委員会より報告を願います。
議会運営副委員長今利一君。
○議会運営副委員長(今利一君) -登壇-
議会運営委員会より、本日をもって招集されました平成23年第4回臨時会が開催されるに当たりまして、本日委員会を開きまして、運営について審議した結果について御報告申し上げます。
本臨時会に提出されました事件は、市長からの提出案件2件でございます。
内訳は、一般会計補正予算1件、専決処分報告1件でございます。
委員会では、会期を本日1日間として、案件の審議を願うことで意見の一致を見ております。
よろしく御協力賜りますようお願い申し上げまして、議会運営委員会からの報告といたします。
○議長(北猛俊君) お諮りいたします。
ただいま議会運営委員会より報告のとおり、本臨時会を運営し、会期は本日1日間といたしたいと思います。
これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(北猛俊君) 御異議なしと認めます。
よって、ただいまお諮りのとおり決しました。
─────────────────────────
日程第3
報告第 1号 専決処分報告(市道における物損事故の損害賠償)
─────────────────────────
○議長(北猛俊君) 日程第3、報告第1号、専決処分報告を議題といたします。
本件について説明を求めます。
建設水道部長外崎番三君。
○建設水道部長(外崎番三君) -登壇-
報告第1号専決処分報告について御説明申し上げます。
本件は、地方自治法第180条第1項の規定により、去る9月16日付けをもって専決処分を行った、市道における物損事故の損害賠償につきまして、同条第2項の規定により御報告申し上げるものでございます。
本 件は、平成23年8月24日午前7時45分ごろ、富良野市字山部東19線1番地付近での草刈り作業車による、市道路肩の草刈り作業中に、草刈り装置部分に 巻き込んだ石などが、作業車両の、脇を通り過ぎた車両のフロントガラスに当たり、損傷を与える事故が発生いたしました。
道路の路肩の草が伸びていたことにより、石などを確認できず巻き込んだもので、車両に対して損害賠償を行ったものであります。
車両損害金は、修理費等として11万4,565円で、富良野市の過失割合を10割として示談いたしましたので、富良野市の損害賠償額は11万4,565円でございます。
示談は9月16日に交わしております。
幸い、相手方に人身等の被害はなく、大事には至りませんでしたが、今後の市道の草刈り業務においては、安全管理を一層徹底し、事故の再発防止に努めてまいります。
○議長(北猛俊君) 本件について御発言ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(北猛俊君) ないようですので、報告第1号は、地方自治法第180条第2項の規定に基づく報告であります。
以上で本報告を終わります。
─────────────────────────
日程第4
議案第 1号 平成23年度富良野市一般会計補正予算(第9号)
─────────────────────────
○議長(北猛俊君) 日程第4、議案第1号平成23年度富良野市一般会計補正予算を議題といたします。
提案者の説明を求めます。
副市長石井隆君。
○副市長(石井隆君) -登壇-
議案第1号、平成23年度富良野市一般会計補正予算について御説明を申し上げます。
このたび提案いたしました富良野市一般会計補正予算第9号は、歳入歳出それぞれ2,300万円を追加し、歳入歳出予算の総額を116億1,986万2,000円にしようとするものでございます。
富良野市はへそとスキーとワインのまちを標榜し、まちづくりを推進してきております。
過去には、スキーの国際大会でありますワールドカップアルペンスキー大会を10回開催するなど、国内外のスキーの憧れの地あり、スキーが冬季観光の主流でありました。
しかしながら、ボーリング競技など、冬季間においても手軽に楽しむことのできる室内競技の普及とともに、スキーに訪れる客は減少し、変わってラベンダーなど、夏季観光が冬季観光に取ってかわる状況となってまいりました。
また、かつては多くの子供たちがスキーに親しみ、実施されるスキー大会の都度、全道、全国大会に進むような優秀なスキー選手が多く輩出されておりましたが、ここ数年、減少傾向となっているところであります。
今日、富良野市は全国に名が知られる観光地となっておりますが、このことは、過去に実施されたワールドカップを始め、スキーアルペン全道、全国大会の実施がその一因となっているものと考えております。
このような中、本年、富良野スキー場は開設50年を迎えました。
先人の方々が富良野の顔として守り続けてこられた資源を地域振興のために改めて考え、後世継続的に発展させていくよう、富良野スキー場開設50年記念事業を契機として、取り組もうとするものであります。
以下、その概要について歳出から御説明を申し上げます。
6、7ページ中段でございます。
7款商工費は、今シーズンに開設50年を迎える、富良野スキー場の記念事業の実施に対する、富良野スキー場開設50年記念事業実行委員会補助金で、800万円の追加でございます。
9款教育費は、子供のスキー技術の向上を支援するための、子供スキー技術向上支援委託料及びスキー場リフトの施設使用料で、1,500万円の追加でございます。
次に、歳入について御説明を申し上げます。
同じく6、7ページの上段でございます。
21款諸収入は、備荒資金組合交付金で2,300万円の追加でございます。
以上、平成23年度富良野市一般会計補正予算について御説明申し上げましたが、よろしく御審議のほどお願いを申し上げます。
○議長(北猛俊君) これより本件の質疑を行います。
質疑は本件全体について行います。
質疑ございませんか。
15番岡野孝則君。
○15番(岡野孝則君) それでは質問させていただきます。
7ページ、商工費の192番、富良野スキー場開設50周年記念事業実行委員会補助金、これについてでありますが、今、副市長からも、提案説明としてるる説明いただきました。
やはりこの事業については、富良野市経済の活性化、これが第1番なんだと思います。ひいては、北の峰スキー場並びに北の峰地区のさらなる発展なんだと、このような形で自分も思ってございます。
であるならば、このたびの事業をぜひとも実施しなければならないんだという熱意、そしてまた、それに当たるスタンス、この姿勢というのはどこにあるのか。このことをお聞かせをいただきたいと思います。
○議長(北猛俊君) 御答弁願います。
経済部長原正明君。
○経済部長(原正明君) 岡野議員の御質問にお答えいたします。
7ページの商工費でございます。
192番、富良野スキー場開設50年記念事業実行委員会補助金でございます。
まず、スキー場を取り巻く現状ということから御説明を申し上げたいと思いますけれども、近年、冬季観光客、とりわけスキー客が減ってきている現状にあるということがまずございます。
このままでは、スキー場の存続を初め、多くの宿泊施設や、多くの雇用がある北の峰周辺や、それから、富良野市全体についての経済にしても大きな影響があるという認識をしているところでございます。
先 人の皆様が築き上げてくれたスキーのまち。これを発展させていくということが大事だというふうに認識をしておりまして、そのためには、市民の皆様にスキー 場を利用していただくこと、それから、観光客をおもてなしの心でお迎えするということが必要だというふうに思ってございます。
そこで、今回の予算 でございますが、まず、観光客の誘客ということでありますけれども、スキー場開設50年を冠として、道内それから海外にも積極的にPRして、新たな冬季観 光客、スキー客に各種イベントで楽しんでいただいて、今後、富良野に二度、三度と訪れていただけるような、仕掛けをしていきたいということがございます。
あ わせて、今回の富良野スキー場、開設50年記念事業といたしましては、教育費の方に載せさせていただいております、子供スキー技術向上支援事業、こちらを 市の事業として実施することにより、先ほどの実行委員会の事業補助金と合わせて、実施をして、起爆剤として、富良野市全体及び北の峰地域の活性化につなげ ていきたいというふうに思ってございます。
そして、今後、富良野スキー場開設50年を節目の年として、広く市民の意見をお聞きしながら、地域経済の活性化につながる冬季観光の振興を図り、地域が一体となった魅力ある富良野スキーリゾートを目指していきたいというふうに考えているとこでございます。
以上でございます。
○議長(北猛俊君) よろしいですか。
15番岡野孝則君。
○15番(岡野孝則君) わかりました。
それで、市長にもお聞かせをいただきたいというふうにして思いますが、いま、経済部長からもるるこんな御説明をいただきました。
や はり、市長としても今回の事業に対する、しっかりとした熱意とスタンスというものを市長にお聞かせをいただきたいことと、それと、このたびこの予算を計上 するに当たって、富良野市将来展望をしっかり見据えた中での政策予算なのか、このことについてお聞かせをいただきたいと思います。
○議長(北猛俊君) 御答弁願います。
市長能登芳昭君。
○市長(能登芳昭君) 岡野議員の御質問にお答えをさしていただきたいと存じます。
今回の富良野のスキー場50周年記念に合わせて、予算計上さしていただきました。
内 容につきましては、経済部長の方からお話をさしていただいたわけでございますけれども、富良野市に岡野議員の御質問に、私としてお答えをさしていただきま すけども、一つは、将来的なものも考え、あるいは、これからのスキー場のあり方の問題、こういうことを考えて見ますと、富良野の基幹産業は農業と観光とい うことで、推し進めてまいりました。
その、基幹産業の大きな柱の一つであります観光がですね、夏観光においても、外国人をどうこの道北地方に寄せていただく状況づくりを、これから、もっと積極的にやっていかなければならない。
こ れが、富良野美瑛、あるいは旭川観光宣伝協議会とそれぞれ提携をしながら、進めることによって、夏観光というのは、もっともっと道北地方に観光客、あるい は外国の方々が訪れてくれる状況づくりが、大きな柱となって基礎となってできる状況が来るような感じがいたしております。
反面、冬季の観光につきましては、非常に限定された観光であります。
この観光を受けるということになりますと、いま経済部長のほうから、過去のルールの説明がございました。
し かし、現実的なことを考えて見ますと、この現状をですね、維持するまたは発展させていくという状況を考えたときに、行政として、観光の柱を立てて、まちづ くりを進めてきた観点からですね、これを衰退させるという状況には私としては至らないと、このように考えておりますから、当然、50年を節目として、これ らの状況づくりを冬期観光にどういう形でやっていくかと、もう一つは、北の峰が過去において、富良野のまちづくりの大きな拠点の一つとして、富良野の中心 的な役割を果たした、観光状況の中でございました。
今後においてもですね、この北の峰地区、夏にしてもあるいは冬にしてもですね、大きな観光の拠点として、今後も維持向上させていくというのが、私の考え方であります。
そ ういう観点から立ちますと、過去に過日の9月の定例会にもお答えさしていただきましたけども、観光振興計画を北の峰にそれぞれ振興会がございますから、こ れらと連携をしながら、スキー場だけでなく、もっと大きな広い角度から、農村観光を含めた中あるいは、スポーツを通した中の施設を、どう構築しながらそこ でレクリエーションなり、あるいは運動能力を大きく発揮していただく。
あるいは、よそから来て、そこで使っていただけるような、そういう全体の観 光振興計画をつくりたいとこのように、来年の大きなやはり、柱としてやっていきたいという考え方のもとに、この今回出しました予算につきましては、そうい うことを前提にしながら、一つの政策として、大きくこれから、前進をさせていかなければないと、こういう基本的な考え方のもとに、50年という節目に今年 なりましたから、合わせて、一部そういう状況づくりをしたということで御理解を賜りたい。このように思うところであります。
○議長(北猛俊君) よろしいですか。
15番岡野孝則君。
○15番(岡野孝則君) はい。いま市長の方から今回の予算計上については、政策予算であるということで御答弁をいただきました。
やはり、いまも、市長の方からいろんな御答弁をいただいた中において、やはりこの事業において、やはり、この50年ということを契機に、今後のこれからの次世代、今の子供たちが将来に向かって夢の持てる、この事業であっていければいいかなと私はこのように思っています。
そのことについて、市長としてのお考えを聞かせいただきたいと思います。
○議長(北猛俊君) 御答弁願います。
市長能登芳昭君。
○市長(能登芳昭君) 岡野議員の再質問にお答えをさしていただきたいと思います。
現在は、少子高齢化という、大きなやはり国全体の人口構造になってきているわけであります。
そ の中で、学校教育においても過去においては、相当冬期観光における、スキー授業というのが多く出されて、積極的な学校運営をしてきたわけでございますけど も、いま現状を考えて見ますと、少なからずでありますけども、スポーツ少年団だとか、これらに類する団体に属する人たちが中心となってやっていると、こう いう状況ですから、市全体として底上げをする。
こういうことが、私は前段で申し上げました来年以降のですね、スキーに対する学校における認識、意 識の向上を図るとともに、家庭においてもですね、冬期における青少年の非行、あるいはこれに通ずる状況づくりの中でですね、もっともっとスポーツを通じて 人間形成をつくっていくと、こういうような状況も含めて考えていかなければならないと、このように考えているところでございます。
もう一つは、こ れだけの立派な、スキー場はありながら、もっともっと、全道大会、あるいは全国大会、しいては、オリンピックに出ていただけるような選手を育てていこう と、これも一つの大きな、まちづくりの夢でもありますし、一つの目標でもあると、このように考えておりますので、それらを含めての考え方で進めてまいりた いと、このように考えているところでございます。
○議長(北猛俊君) そのほか質疑ございませんか。
12番関野常勝君。
○12番(関野常勝君) 只今の市長の答弁の中にですね、この事業予算は政策予算であると御説明を受けておりますが、ここまでくる過程の中にですね、この大きなイベントに対して、どのような効果が持たれるか。
また、その事業計画をきちんと立ち上げて、事業計画の中に成果を盛り込む必要性があったのではないかと思います。
また、震災の影響もあったということでございますが、実行委員会の立ち上げの中でもきちんと意見交換し議論を出し合って、市民に対しても理解求める対応をすべきではなかったかと私は思います。
もとになるものがないときちんと検証ができない。または、次につながる政策に対してもきちんと、事業計画というのはあっていいものだと私は思います。
また、スキー人口が減っている中でですね、閉鎖されているスキー場もからあるわけでございます。
ですが、存続をかけて企業努力をしているスキー場もあるわけでございます。
その、企業努力のしているスキー場の成果、または、その情報収集をしまして、富良野スキー場に合った、取り入れるものは取り入れるという姿勢をきちんともう少し考慮すべきだと思います。
スキー客を集客するだけではなく、冬の富良野に来てもらう客を増やす手段は、他にもあったのではないかと私は考えておりますが、それについて、質問をしたいと思います。
○議長(北猛俊君) 御答弁願います。
経済部長原正明君。
○経済部長(原正明君) はい、関野議員の御質問にお答えいたします。
冬の誘客ということで、特にスキー場の関係で申し上げますと、いま関野議員がお話しになったとおり、道内のスキー場も厳しい状況にあるということで、いろんなアイデアを出されているということございます。
それらについては、富良野スキー場でも、情報を収集しながら、スキー場を独自にファミリーゲレンデの整備であるとか、あるいは、圧雪コースの設定だとか、そういうようなことを、できることをどんどんやっていただくというような方向になってございます。
そ れで、今回の50年記念事業につきましては、役割分担をしながら、それぞれがやれるものをやっていくと、そして富良野に、冬季の観光客に来ていただくとい うことでございますので、これらについては是非スキー場だけではなく、北の峰地域、市全体で取り組みを進めて多くの冬季観光客に来ていただくというふうな ことは考えているところでございます。
以上でございます。
○議長(北猛俊君) よろしいですか。
(「了解」と呼ぶ者あり)
○議長(北猛俊君) そのほか質疑ございませんか。
13番天日公子君。
○13番(天日公子君) 実は5月にですね、観光客の誘致緊急対策交付金ということで500万、5月に補正されております。
それで今回、50周年記念事業ということの中に、事業として観光客誘致事業として1,000万円組んでおります。
この観光客誘致事業については、富良野に来ていただくためには、大事な事業だというふうに認識しておりますけれども、この5月の補正と今回の予算との関連、それから、今後のこの観光客誘致事業についてどのように考えているのかお聞きしたいと思います。
○議長(北猛俊君) 御答弁願います。
経済部長原正明君。
○経済部長(原正明君) 天日議員の御質問にお答えいたします。
今回の予算と、それから5月の500万の予算の関係ということでございますが、5月の臨時会に提案させていただいた内容については、北の国から放映30周年の実行委員会がございまして、その関係で、誘客を図るということで、札幌等で誘客活動をいたしました。
その結果として、いま10月いっぱいまで、北の国から30周年の記念事業をやっておりますが、夏の観光での入り込みが、少しずつ復活をしてきたという成果があるということで、中間的な状況にあります。
今回の予算につきましては、スキー場の開設50年の記念事業の予算でございますので、これからの予算ということで御理解をいただきたいということでございます。
また、誘致活動をこれからどうしていくのかというような、もう一つの御質問かと思います。
特に今回50年という記念事業の冠をつけさせいただいて、特に冬季観光、それは道内、それから道外、それから海外、特にアジアあるいはオーストラリア方面に積極的にプロモーションをかけていきたいというような考えでございます。
以上でございます。
○議長(北猛俊君) よろしいですか。
13番天日公子君。
○13番(天日公子君) いまお話しされたものについては、単年度事業ということで認識しております。
それで、今後の観光客の誘致事業につきましては、やはり関連機関との連携は大事ではないか。
い ままでも、そういう連携をとりながら事業をされているとは思いますけれども、なお一層ですね、連携を持ちながら進めていただければ、観光客を富良野に来て いただく事業が効率的に進むのではないかと思っておりますので、そこのところを観光につきまして、ぜひ富良野の目玉でありますので、本当に全力を尽くして 取り組んでいただきたいと思っております。
その点について、先ほど市長からもお聞きいたしましたけれども、事務方についてもぜひ頑張っていただきたいと思っておりますので、ぜひ、進めていただきたいと思います。それについて、もう一度決意をお聞きしたいと思います。
○議長(北猛俊君) 御答弁願います。
経済部長原正明君。
○経済部長(原正明君) 天日議員の再質問にお答えいたします。
観光の取り組みについては、関係団体との連携が必要だと。それは大事であると。まさしくそのとおりだと思っています。
いままでも、そのようにやってきたつもりでございますけれども、今回、特にこのスキー場50年の関係での関係団体との協議もいま、十分に詰めているところでございます。
この実行委員会での取り組み、話し合いをまた生かしながら、来年度以降の効果的な、観光客誘致事業に取り組んでいけるように頑張っていきたい。
○議長(北猛俊君) よろしいですか。
(「了解」と呼ぶ者あり)
そのほか質疑ございませんか。
10番萩原弘之君。
○10番(萩原弘之君) まず、2点ほどお伺いをさせていただきます。
9款の14の1,300万に関わる子どものスキーのシーズン券にかかわる補助でございますけども、まずどのように配布をなされるのかというところを質問をさせていただきたい。
2点目に、7款の19目でございますが、9月の定例会において、実行委員会の設置率という形で御答弁をいただきましたけれども、いまに至る部分の中の経過について、御説明をいただきたいと思います。
○議長(北猛俊君) 御答弁願います。
教育部長遠藤和章君。
○教育委員会教育部長(遠藤和章君) 萩原議員の御質問にお答えいたします。
シー ズン券、無料パスの配布方法かと思いますけども、これにつきましては、いま考えている部分でございますけども、各学校を通じまして、子どもたちに申込書等 を記入していただいて、当然、パス券ですので、顔写真を付けながら、富良野の子どもということで認識できる形の中で申し込みをいただく。
それをスキー場の方に申し込みをしていただいて、スキー場の方で作成をする。
配布につきましては、学校を通じながら子どもたちに配布をしていきたいと考えております。以上です。
○議長(北猛俊君) 続けて御答弁願います。
経済部長原正明君。
○経済部長(原正明君) 7款の方であります。
実行委員会の経過ということございます。
9月定例会で御提案申し上げた予算について、修正動議で減額になってございますので、それを前提に9月の20日に実行委員会を開催させていただきました。
その中で、市の予算が通って議決をされていないということを前段、市長の方から御説明を申し上げて、その中で中身について議論をさせていただきました。
そして収支予算を決定をさせていただいたというところでございます。
それで、あくまでこれについては、市の予算があってのことという前提でございます。
その後、市の方で検討させていただいて、本年度限りで終了する実行委員会の補助金の予算と、それから来年度以降も継続するず教育費の予算ということで、予算を組み替えさせていただいて、今回提案をさせていただいているということでございます。
ですから、実行委員会につきましては、今後、予算が成立した後に、改めて開催をさせていただく予定でございます。
以上でございます。
○議長(北猛俊君) よろしいですか。
10番萩原弘之君。
○10 番(萩原弘之君) 7款の観光費の19番でございますけども、実行委員会の、いま、経済部長の方からお話をいただいた、継続の予算である部分と、それから 今年度50周年にかかるという部分の単年度の中においてもですね、これから将来にわたり、やっぱり継続がありきであるというようなお考えの中身の案件につ いて、もし、ある程度の区別をされているものであれば、御答弁をいただきたいと思います。
○議長(北猛俊君) 御答弁願います。
経済部長原正明君。
○経済部長(原正明君) 実行委員会の中の事業内容について、単年度ではなく継続するものもあるのではないかと、こういう趣旨の御質問かと思います。
これにつきましてはスキー祭り、それから、アクセス整備というその市内と結ぶバスの運行については、継続をいたします。
ただ、50年事業ということでそれについては、特に力を入れるということでございますので、来年度以降は少し縮小した形という形での継続になろうかと思ってございます。
以上でございます。
○議長(北猛俊君) よろしいですか。
(「了解」と呼ぶ者あり)
○議長(北猛俊君) そのほか質疑ございませんか。
6番横山久仁雄君。
○6番(横山久仁雄君) 何点かお伺いしたいと思います。
一つ目はですね、実行委員会の予算に対する、市として補助していくその補助割合。どのようになっているのか。
それからもう一つは、冬季観光の誘客という問題が先ほどから前面に出ておりますけれども、この誘客は必ずしもスキーだけの問題ではないですね。
ですからそういった意味では、例えばですね、占冠などタワーのところで、冬季間の誘客事業とかそういうことがなされております。
た だこれは、自治体がやっているのか、あるいはホテルでやっているのかよくわかりませんけれども、今後そういった取り組みも、一方でしっかりやらないと、た だ、スキーの50周年事業でお客さんが、海外からあるいは道外から、呼び込むための手だてだけをしても、実は今年度だけの打ち上げ花火で終わってしまうの ではないのか。
そういった意味では、先ほどから経済の活性化ということが力説されているわけですから、そういったものもですね、改めて考えていく必要があるのでないのかなというふうに思います。
その辺のところについて、具体的にこれこれということはなくてもですね、少なくともどういった考え方を持っているのかぐらいはですね、この中できちんと表明をしていただきたいというふうに思います。
それから、子どものスキーの関係ですけれども、決して子どものスキーがどうでもいいという話をするつもりはありません。
ただですね、これまでの教育方針の中で、それではスキー授業についてですね、どれほど重きを持っていたのかと。
ここのところが見えないまま、ある日突然降って沸いたように、1,500万を使って子どものスキー、先ほど市長が言われたようにオリンピックに出れるような、そんな子どもたちを輩出をしていきたいと。
こういう崇高な理念はいいですけれども、そのことについては大変崇高な話でありますけれども、ただこれまでですね、教育行政で言えば、学校の教育方針の中にもスキー授業について、わずか1行か2行しか触れていない。あるいは、年間何時間かしかとっていない。
そんな中で降って沸いたような話してですね、どうも眉毛につばをつけたくなるような気がいたします。
そういった意味では、その辺のところをどのように考えているのか、この辺のところもお伺いをしておきたいと思います。
○議長(北猛俊君) 御答弁願います。
経済部長原正明君。
○経済部長(原正明君) 横山議員の御質問にお答えいたします。
1点目、2点目ということで私からお答えさせていただきます。
まず実行委員会予算の補助金の補助割合ということでございます。
もし、この予算が可決成立したという前提でお話を申し上げますが、補助金については800万。
それから、団体の負担金については400万ということで、1,200万の事業費ということで考えてございます。
それから、2番目の冬季観光の誘客について、スキー客だけではないのではないかということでございます。
それにつきましては、スキーをする方だけではなく、スキー場周辺、北の峰地域だとか、そういうことを利用してファミリーで楽しんでいただけるというようなこと。
そ れから、冬季観光で来ていただいた方に、お泊まりいただくというような宿泊プランだとか、そういうことをそれぞれの今団体等で考えていただいているという ことでございますので、スキーにプラスして、冬季の誘客を考えていくということが基本だというふうに思ってございます。
以上でございます。
○議長(北猛俊君) 続けて御答弁願います。
教育部長遠藤和章。
○教育委員会教育部長(遠藤和章君) 横山議員の3点目の質問でございます。
学校におけるスキー授業のですね、取り組みのあり方ということかと思いますけれども、これまでも学校におけるスキー授業につきましては、教育課程に基づきながら各学校で取り組みをしていただいております。
各学校において、議員の御質問にもありましたように、スキー授業が減ってきている学校も確かにございます。
で すけども、教育委員会といたしましては、今年から小学校が新学習指導要領に基づく学校運営をされておりますし、中学校におきましては来年からになりますけ ども、その中にあってもですね、スキーのまちということで、冬季間においては、体育については、スキー授業をこれからも積極的に行うようにということで、 各校長を通じながら教育委員会としてはさらにいままで以上に、スキーに対する授業を積極的に進めるような形でお願いをしているところでございます。
以上でございます。
○議長(北猛俊君) 補足答弁願います。
教育委員会教育長宇佐見正光君。
○教育委員会教育長(宇佐見正光君) 横山議員の御質問にお答えをさしていただきたいと思いますけども、きょう横山議員も新聞を見られたと思います。
その新聞を見たときに、富良野高校の野球、あるいはその前のラグビーとか非常に活躍をしております。
いま、ほとんどの子どもたちが、富良野から市内の中学校から進学している子どもたちであります。
その活躍を見る中で、私は、気力、精神力、本当に兼ね備わってきたなと、こんなふうにきょう新聞を読んで、捉えております。
つまり、子どもたちの体力というのは、本当にいろんな活動の源であります。そのための発達とか成長の土台をつくっていく。これも体力づくりに大事であります。
少し経過もお話しさせていただきますけれども、富良野の子どもたち、本当に先生方、あるいはボランティアの皆さん方、地域の指導者の方々の温かい御支援をいただいて、少年団活動とか、部活動とか地域のスポーツ活動ということで、本当に積極的に取り組んでおります。
そんな中で、先ほど横山議員の質問の中で、本当に教育方針どうのこうのというお話がございましたけれども、実は、平成20年度から毎年、全国体力運動能力調査というのも実施をしております。
その中で、8種目やりまして、7種目はですね、本当に富良野の子どもたちというのは、全国より高い結果が出ております。
そのうちの一つ、長座体前屈と言って前かがみになる、要するに柔軟性を示すこの体力というのが、測定の中ではやや劣っております。
ということは、バランス感覚をとっていく、柔軟性を示していくということになれば、いま、この授業を冬季スキーの関係でですね、進めていく一番重要なのは、インストラクターが、スキーの専門家がこの授業の中で指導していただく。
そうなると、このスキー場を斜面、あるいは難易度の高いコースもございます。子どもたちがバランスよく滑っていくということになれば、安定的な体力、基礎体力をつくっていくと私は捉えているところであります。
この授業を進めることによって、子どもたちも、そういう基礎体力は培っていくと思っております。
それからもう一つは、先ほど市長も御答弁しておりますけども、やはり、スキーを通じて全道、全国あるいは世界のひのき舞台に立ちたい、目指したいという子どもも当然います。
小学校1年生からレーシングチームに入って、そして体力をつくっていく。一番私どもいま大事にしているのは、これまでも、武田姉妹が世界で、すごく活躍しています。
いまは、東中学校から富良野高校、東海大学へ行っている岡本乃絵選手。
それから、西中学校から富良野高校、東海大学へ行っている平山あがさ選手。そして、荒井章吾選手。
そして、荒井美桜選手と続いております。
いま、実はこのインストラクターの中に、4度のオリンピックに出ております、木村公宣さんという指導者がおります。
こういう方々もですね、この授業の中で絡んでいただいて指導していただく。そうすることによって、近い将来、富良野のこのスキー場からですね、そういう世界に立つ子どもたちも、出てくるのではないかと。
私は、この中で継続する授業でありますので、しっかりと、そういう形で捉えて進めていきたいと、こんなふうに力強く思っているところでございます。
以上でございます。
○議長(北猛俊君) よろしいですか。
(「了解」と呼ぶ者あり)
○議長(北猛俊君) そのほか、質疑ございませんか。
1番渋谷正文君。
○1番(渋谷正文君) 7款商工費についてお伺い申し上げます。
今回の50周年事業でありますけれども、市の健全な財政運営において、これはですね、財政上は当然のことでありますけれども、一方では市内の経済状態がですね、決して良くはございません。
今回、市独自の経済対策、スキー場存続対策を手掛けたと私は思っております。これはですね、スピード感を持って行政が対応をした結果だと私思っております。
ここで、50周年記念事業を行うことによって、その目的については、御説明していただきましたけれども、その具体的な成果指標というものがあればですね、お知らせしていただきたいと思います。
○議長(北猛俊君) 御答弁願います。
経済部長原正明君。
○経済部長(原正明君) 渋谷議員の御質問にお答えをいたします。
50年事業、記念事業の成果指標ということでございますが、個別にそういうものを持っているわけではございません。
ただ、各種イベント等の入り込み、あるいは、総体的な冬季の入り込み等を結果として、その数字が実績になるというふうなことに思っておりますし、それを前提に今後、新たな誘客を図っていくというような指標にもなるというふうなことを持っているとこでございます。
以上でございます。
○議長(北猛俊君) よろしいですか。
1番渋谷正文君。
○1番(渋谷正文君) 只今、御説明いただいたんですけども、具体的な成果指標を持ち合わせてはいないということでありました。
これからですね、行政評価をする上では、こういったその事業を取り組む。そのあとの評価、それに対しては数値をもって、ある程度ですね、推しはかることで進めていかなければいけないということを私は考えております。
こういったことをですね、今後、反映していけるのかどうかというところをお話ししていただきたいと思います。
○議長(北猛俊君) 御答弁願います。
経済部長原正明君。
○経済部長(原正明君) 渋谷議員の再質問にお答えをいたします。
成果指標と言いますか、いま実行委員会で、部会に観光客誘致部会それから市民利用部会を設置をいたしまして、中で具体的な事業内容を詰めていくということございますので、その中で一定程度の目標を立てて行うということはやっていくつもりでございます。
以上でございます。
○議長(北猛俊君) よろしいですか。
(「了解」と呼ぶ者あり)
○議長(北猛俊君) そのほか質疑ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(北猛俊君) なければ、以上で本件の質疑を終わります。
討論を省略いたします。
お諮りいたします。
本件に御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(北猛俊君) 御異議なしと認めます。
よって本件は原案のとおり可決されました。
─────────────────────────
閉会宣告
─────────────────────────
○議長(北猛俊君) 以上で本日の日程を終わり、本臨時会の案件はすべて終了いたしました。
これをもって、平成23年第4回富良野市議会臨時会を閉会いたします。
午前10時48分 閉会
上記会議の記録に相違ないことを証するため、ここに署名する。
平成23年10月5日
議長 北 猛俊
署名議員 小林裕幸
署名議員 菊地敏紀