富良野市の防災対策 富良野市地域防災計画
- 富良野市地域防災計画の概要
- 風水害に対する備え
- 地震に対する備え
- 災害時の避難場所
- 富良野市地域防災計画の概要
防災計画の目的
災害が発生した場合、防災関係機関がその機能のすべてをあげて市民の生命、身体及び財産を災害から保護するために防災計画を策定しました。
災害対策本部等を迅速に設置、運用するための基準
大規模な風水害や震度5弱以上の地震が発生したときは、災害対策本部を設置します。
情報収集・伝達
災害に迅速で的確な応急活動をするためには、正確な情報の収集や伝達が重要です。富良野市では、旭川地方気象台・上川総合振興局・消防署・警察署・旭川開発建設部等の防災関係機関との情報連絡体制を確立しております。
防災関係機関との連携及び応援・協力体制の整備
富良野市においては昭和41年度に防災会議を設置して、災害時の連絡体制の確立及び連携を図っています。また「災害時における北海道及び市町村相互の応援 に関する協定(北海道及び全道179市町村の相互応援協定)」や各分野の機関・団体との応援・協力体制づくりを行っています。
救急医療体制の整備
地震等の災害が発生した場合、必要に応じて医療救護所を設置するとともに、富良野医師会等に協力を要請します。
応急生活物資
災害が発生し被災生活が継続すると、生活物資が不足する場合が考えられます。そのようなときは、生活物資を扱っている企業等と協定を結んでいますので、優先的に協力してくれる体制を整備しています。
また、それらの物資の輸送についても、協定を締結し、輸送体制を確立しています。
大雨・台風が近づく前に
台風、豪雨、洪水などの風水害は突然くるわけではありません。その点で事前の準備が災害の防止に役立ちます。次のようなことを普段から確かめ準備などを行うようにしましょう。
大雨・台風が近づく前に(普段の準備)
- 家や塀などは、普段から点検しておき、悪い個所は事前に補修しておきましょう。
また、煙突や看板、アンテナなどは針金などを使って補強しておくと良いでしょう。 - 停電に備えて、懐中電灯、ローソク、ラジオなどを日頃から準備しておきましょう。
- 住居付近の地形から判断し危険個所を確かめておき、身近にある安全な避難場所を確認しておきましょう。
- 家族や近隣所で高齢者、心身に障害のあるかた、乳幼児の非難や連絡方法などを話合っておきましょう。
大雨・台風が近づいてきたとき(いざというときの準備)
- テレビやラジオで台風情報や防災上の注意事項をよく聞くがようにしましょう。
- ガケ地付近の人は、大雨が続くと地盤がゆるみ、ガケくずれの起こるおそれがあるので、充分注意しましょう。
- 河川の近くに住んでいる人は、川の水かさに注意しましょう。
風と被害(国土庁による。風速は10分間の平均風速)
風速 | 災害発生状況 |
---|---|
風速10メートル毎秒 | 傘がさせない |
風速20メートル毎秒 | 看板やトタン板が飛びはじめる |
風速30メートル毎秒 | 小枝が折れる |
風速40メートル毎秒 | トタン板が飛び、テレビアンテナが折れることもある |
風速50メートル毎秒 | 戸がはずれ、家が倒れることもある |
1時間の雨量と災害発生状況
1時間の雨量 | 災害発生状況 |
---|---|
10から20ミリ | 長く続く時は注意が必要。 |
20から30ミリ | 側溝や下水、小さな川が溢れ、小規模の崖崩れ。 |
30から50ミリ | 山崩れ・崖崩れが起きやすくなる。 |
50から80ミリ | マンホールから水が噴出。土石流が起こりやすい。 |
80ミリ以上 | 大規模な災害が発生する。厳重な警戒が必要。 |
地震に対する備え
いざというときの備えは、地震が起こってからでは間に合いません。なによりも、日頃から対策を立てておくことです。
非常用持出品を確認しておきましょう。
避難するとき持ち出す最小限の必需品。あまり欲張りすぎないことが大切です。
- 重さの目安:男性15キログラム、女性10キログラム程度。
背負いやすいリュックサックにまとめておきましょう。 - 携帯ラジオ:デマにまどわされないように正しい情報を得るため
- 懐中電灯・ろうそく:停電時や夜間の移動に欠かせない。予備の電池も忘れずに
- ヘルメット(防災ずきん):木や看板等の落下物から頭を守るため。
- 非常食・水:非常食はカンパン等火を通さないでも食べられるもの。
- 生活用品:ライター(マッチ)・ナイフ・缶切り・テッシュ・ビニール袋など
- 衣類:下着、上着、手袋、靴下、ハンカチ、タオルなど
- 救急薬品:常備薬、ばんそこう、ガーゼ、包帯、三角巾、消毒薬、解熱剤、カゼ薬。
持病のある人は常備薬も忘れずに - 通帳類・印鑑:貯金通帳、健康保険証、免許証など。
- 現金:紙幣だけでなく、10円硬貨も用意したい
非常用備品を確認しておきましょう。
災害復旧までの数日間を自活するためのもの、最低でも3日分、できれば5日分を用意しましょう。
- 非常食:そのまま食べられるか、簡単な調理で食べられるもの。
レトルトのご飯、保存のきくパン、缶詰やレトルトのおかず、インスタントラーメン、氷砂糖、梅干し、インスタント味噌汁、チーズ等。いつも新鮮なものを補充しておく。 - 水:飲料水は1人1日3リットルが目安。ミネラルウオーターの保存期間はペットボトルで2年、缶で3年から5年程度(冷暗所に置いた場合)。随時、保存期間の確認を。さらに、生活用水の確保も忘れずに。寝る前はいつもポットややかんに水を入れておく。
- 生活用品:燃料は短期間なら卓上コンロや固形燃料で十分。ガスボンベも多めに用意を。
- その他:洗面具、生理用品、ビニール袋、キッチン用ラップ、新聞紙、ビニールシートなど。
災害時の避難場所
市では災害時の一時避難所・収容避難所として44ケ所を指定しています。
- 一時避難所
- 災害のため、皆さんが一時的に避難して様子をみる所として公園、地域会館、学校などを指定しています。
- 収容避難所
- 避難した人たちを収容する施設として地域会館、学校などを指定しています。
- 避難場所一覧
- 万一の風水害、火災、地震などに備えて、あらかじめ居住地や勤務先付近の避難場所を確かめておきましょう。