第10回市民研究会会議結果

2005年11月7日

第10回まちづくり条例市民研究会会議結果について

日 時:平成16年1月20日(火)18:00~
場 所:市役所2階第1会議室
欠席者:小田島委員、瀬川委員、井口委員

今回は、前回に引き続き、報告書(案)について議論しました(今回は福士教授に会議に出席願い、意見もらいました)。
なお、今回は、「すぐに解決できそうな課題についての提言」を中心に議論しています。
以下、会議での主な意見を記します。

座長 先ず、先生に報告書(案)を読んでの意見を聞かせて欲しい。
福士 全体を通して気のついた点を述べます。①報告書(案)では、先ずは参加条例の制定を提言する方向だが、まちづくり条例という名称との使い分けをした方がよい。②住民投票制度や内部告発制度の導入検討と併せて、計画や条例の体系化などを加えてはどうかと思う。③市長に報告する場合にはこの報告書のダイジェスト版をつくり、ポイントを明確にして報告した方がよいと思う。
座長 この点について、委員のみなさんの意見はどうか。
委員 平成16年度に参加条例を作る方向で議論が進んでいるが、ニセコ町などは情報の共有や市民参加などの実績を積んだ上で、条例を作っている。条例だけを整理しようとしても、実績のないところでは意味がないのではないかと思う。
座長 市民一人一人にどう知らしめるのかということは大切だと思う。ただ、条例を作りながら、行うこともできると思うがどうか。
委員 研究会の提言は報告書(案)のとおりでよいと思う。平成16年度に参加条例の制定をめざす方向でよいと思う。現状のことだけ言っていても仕方ないと思う。そこで、すぐに解決できる課題についてはすぐに解決してもらうこととしたと思う。
委員 平成16年度に参加条例を制定する方向で走り、制定後、より良い条例に作り直す考えも大切だと思う。
福士 実践の積み重ねていくために、すぐにできることを提言するのは大切だと思う。来年度、参加条例の制定作業を進める中で、市民に知らせていくこともできるし、条例を硬いものと考えないで、より良いものに高めていく方向で考えるのがよいと思う。具体的に条文を作る作業は必要だと思う。
委員 研究会の考え方を広く知ってもらうことは必要だと思う。研究会の意見は一部の意見である。市民参加の実践として、気軽に参加できる雰囲気づくりや市民参加を研究会の活動から発信していくことも必要だと思う。
委員 私は報告書に書かれている提言が活かされてすぐに条例になると考えていた。これが住民を巻き込んでまた必要かどうか議論していくとなると、市民が必要だと思わなければ、作らないということになってしまうと思う。参加条例があった上でそれに育てながら頑張っていく考えも大切だと思う。
福士 富良野市では参加条例の制定が必要だという趣旨を報告書(案)から読み取っていた。来年度、参加条例制定の動きの中で、住民の意見を聞きつつ、取り組むことも大切だと思う。
座長 僕らが検討したことは、来年度新たな検討委員会に活かされると思う。研究会では必要かどうかということを検討してきて、必要だと結論付けた。その上で、必要であるならば、どういう条例なのかより具体的なことを考えようじゃないかと議論してきた。そして、条例の提言と併せて、直ぐにできることの提言もしようということになった。この経過は誤解のないようにお願いたい。
福士 富良野市では、これまで施設を造る時に市民の意見を聞く機会が不足していたので、参加条例をつくり、それを改善しようという流れで研究会の議論が進んできたと思う。市民にとっては今行政で問題になっていること事態がわからないという状況ですね。石狩型の参加条例ができると、1年前には市民に知らせることになるので、市は情報を隠せなくなると思う。
委員 条例ができたから、すべてうまく機能するというのは違うと思う。
委員 これまで研究会では、市政に市民参加が大切だということを確認し、市民参加のためのルールとして参加条例が必要だという考えになってきた経緯があるので、参加条例の制定を目指す方向でよいと思う。
一同 平成16年度参加条例の制定を提言する方向となる。
座長 では、「すぐに解決できそうな課題についての提言」をみていくこととする。「広報の充実」についてどうか。
委員 「広報の充実」については、市民にアンケートをとってより良い広報紙をつくることが必要だと思う。
委員 新聞と違って、広報の情報は鮮度に欠けている。市民の意識調査は大切だと思うが、広報紙はダイジェストと考えて、それを補うものとしてHPなど他の媒体を活用する方がよいと思う。
委員 テレビの稚内ニュースはよく見ている。広報紙だけに頼らなくてもいいのではないか。
座長 確かに広報紙だけに頼るから、鮮度に掛けてしまうということもあると思う。
委員 そういう意味では、コミュニティーFMやHPなど他の媒体を活用する方法もある。
座長 紙の媒体は、記録として残さなければいけないものを載せるなど見直す必要があると思う。
福士 札幌などの大都市でも、口コミ等紙以外の媒体の役割には大きい。恵庭市はマチで問題になっていることを広報紙で取り上げている。
なお、研究会の提言としては、具体的にやって欲しいことを提言した方がよいと思う。
座長 市民は広報に対する意見を影では言うが、正面きって言わないのがよくない。
委員 広報を担当している人は悩みながら、紙面を作っていると思う。
座長 市民の目で見て分かる内容の記事を広報誌に載せることは大切だと思う。たとえば、1月広報の財政問題の記事では、貯蓄を崩していて財政状況が苦しいのは分かったが、何を意図した記事なのかわからなかった。税収が少ないのであれば、それを補うためにハイランドで風呂に入り、入湯税を払いましょうなどの考えが必要だと思う。広報だけで足りなければ、出前講座を行うなど他の方法を実施することも大切だと思う。
福士 出前講座を行う場合、最初は市民から注文が来ないことが多いので、注文が来る前に出前する考えも必要である。
委員 市職員も町内会に入っているだろうが、自分の町内会との接点を大切に市役所の仕事を説明する視点も大切だと思う。
座長 「HPの充実」はどうか。
委員 インターネットは高齢になると使えない割合が大きくなると思う。
福士 アメリカでは忙しいということもあるだろうが、市民から聞かれそうなことは全てHPに掲載している。
座長 HPは組織名から問題にたどり着くのではなく、問題から入れるようにするなどコンテンツの工夫が必要である。たとえば、ゴミ、申請手続きといった言葉(単語)から情報を得るなど。
委員 市民が知りたい情報を言葉(単語)から探せるHPは利用者にとって使いやすいと思う。
委員 広報を読むとき、たいていの人は斜め読みすると思う。そういう点では広報紙は情報量を少なくし、もっと知りたいという人のためにHPなど他の媒体を用意することが大切だと思う。
座長 写真などを多く使うなど工夫するとイメージも湧きやすいと思う。
委員 サーバーの容量の問題があるので、難しいかもしれない。
委員 容量を増やしてもらうことも必要ではないか。
委員 掲示板を設け、意見を色々書いてもらうことも必要ではないか。
委員 掲示板は意見のキャッチボールという点では有効ではないと思う。
座長 次に、「庁議の公開」についてはどうか。
委員 市役所への不信感から庁議の公開ということになったと思うが、①庁議を公開しても見に行く人はほとんどいないと思うこと、②議事録として残すとしても議事録作成などに時間がかかりすぎると思うので、公開は必要ないと思う。それよりも市民と市役所の信頼関係の構築に時間を掛けた方がよいと思う。
委員 群馬県太田市の庁議の公開方法がよいと思う。たとえば、庁議を開催した結果、この件についてはこうなりましたという情報を提供するなど。
座長 基本的には原則公開ということが大切だと思っている。政策決定の経過が分からないことが多いので、市民が政策決定の経過を何らかの形で知る必要はあると思う。ただ、公開方法としては煩雑な事務処理とか、事務量が増えるとしたら、そこまで求めるものではないと思う。権限のある人には責任を持った判断と行動をお願いしたいと思う。そういう点で、議事録というか記録は残しておく必要があると思う。
委員 議事録作成の手間に対して議事録を公開することによって得られる効果(価値)がどの程度あるのかを考える必要があると思う。
委員 庁議の決定は多数決だろうから記録は必要だと思う。多数決でないとしたら、市長は政策決定に至った判断基準を示すべきと思う。そこまで責任を持って決断してもらいたいと思う。個人的には稟議書に賛成と反対の欄があってもいいと思う。
委員 ただ、庁議に出席している部長職は職員であって、株式会社の理事とは違うと思う。そこで責任を取らせるというのはどうかと思う。
委員 自分の発言に責任を持って、行動して欲しいという意味である。
委員 最終的には市長と市議会が決めることだから、責任はないと思う。
委員 しかし、チェックしきれないから、政策決定の過程など情報の共有し、市民と市役所との協働によるまちづくりが必要だと言われてきたと思う。
座長 部長全員が反対しても、市長が賛成であれば政策決定されるのが今のシステムである。そういう点では一人一人の自覚が必要だと思う。
福士 庁議の公開は責任をとるためのものではない。行政のやっていることを分かりやすくする情報の提供方法の1つである。ニセコ町は職員にだけ公開している。それは職員に町長の考えていることを知って欲しいということだと思う。公開も段階を経て行うことが必要であり、そのマチにあった公開の方法がよいと思う。公開する基準をつくる作業も時間が必要だと思う。
座長 これからの時代は、市民に対してできないという説明や我慢してもらう説明をしっかりと行う必要があると思う。公開の形は一字一句行って欲しいとは言わないが、原則として庁議の公開は必要だと思う。
座長 実際の庁議とはどんな内容の会議なのか。
課長 富良野市では月2回定例庁議として開催している。各部から報告や協議が必要な案件が議題として上がってくる。
委員 プライバシーに関することや何かの交渉過程は公開できないと思う。
座長 それはそうだと思う。
委員 公開できないものを決めて、それ以外は公開してはどうかと思う。庁議は連絡調整と報告でほとんど終わっていると思う。
課長 庁議の案件は連絡調整が主で、各部と市長との間で協議された事項が報告されることが中心である。
座長 次に「職員研修制度の充実」についてどうか。
委員 研修所の研修も大切だが、民間での実習体験なども大切である。
委員 接遇などの研修も大切と思う。
座長 次に「各種の行政計画や統計資料の検索閲覧」についてはどうか。
一同 特に意見なし
座長 次に「行政用語の刷新」についてどうか。
福士 相手に伝えたいことをきちんと言いなさいということだと思うが、きちんと言えない場合はどうなるのかという気もする。
委員 だらだらとした長い文章を短くし、市民にとって分かりやすい表現を心がけることが必要だという意味である。
座長 次に「パブリックコメントの実施」についてはどうか。
一同 特に意見なし。
福士 やっているところは多いと思う。行政の案に対して説明会をし、その上で、メールなどで意見をもらうことが必要だと思う。
座長 全体を通して何かありませんか。
福士 すぐにやってもらうという提言は、より具体的に書く方が良いと思います。たとえば、「職員研修制度の充実」では、北大大学院に派遣するとかなど。
事務局 全体を通してということで、次回の会議では福士教授からの指摘事項を再確認し、文章の整理をしてはどうか。
委員 報告書の作り方として、項目1、2、3ときて、5につなげるのが自然の流れかと思うので、報告書の構成も整理した方がよい。
福士 項目5は、市民参加手続きが必要ですよという提言なので、言葉を補うなどもう少し文章の整理が必要だと思う。
座長 分かりました。最後に2月19日(木)と27日(金)に福士教授を講師に、市職員研修会と市民講演会を開催し、市民研究会の活動報告と活動に対する意見交換をしたいと思うがいかがか。意見交換で出てきた意見も取りまとめて、私たちの報告書に盛り込む方向としたいと思うかいかがか。
一同 特に異議なし。
福士 条例づくりは、市長に条例の内容や議論の経過などをよく知ってもらうことが大切である。2月の市民講演会の際は、是非、みんなと一緒に話を聞いてもらいたい。
委員 市民講演会の際に説明資料が必要だと思うので、次回の会議ではその検討もした方がよいと思うがどうか。
座長 研究会の資料は事務局と相談の上、原案を作成し、次回の会議で議論したいと思います。次回の会議は2月4日(水)18:00~とする。

以上

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