第8回市民研究会会議結果

2005年11月7日

第8回まちづくり条例市民研究会会議結果について

日 時:平成15年11月25日(火)19:00~
場 所:市役所2階第1会議室
欠席者:小田島委員、瀬川委員、本田委員

 

今回は、前回に引き続き、市民研究会の報告書をどのようにまとめるかについて話し合いました。上村座長より提案された「報告書の項目(案)」のとおり、まとめる方向となりました。
なお、第9回会議に向けて、それぞれの委員が意見を持ち寄り、報告書(案)にくわえていくこととなる。
以下、会議での主な意見を記します。

座長 これまでの会議で出された意見を座長と副座長と事務局で報告書(案)としてまとめて、次回会議の際にたたき台として提案したい。報告書の構成は報告書の項目(案)のとおり考えたが検討いただきたい。以降の内容は本田委員から提案のあった石狩の事例やすぐに解決できそうな課題についての提言を条例の制定とは別に盛り込みたいと思う。これらについて皆さんの意見はどうか。
委員 前回、自分がみんなで汗をかいていないと発言し、皆さんの意見を持ち寄るようになってしまった。それが今回の報告書(案)となったと思う。市民がやること行政がやることの役割分担が必要なのではないか。市民ができることは市民がやり、できないところは行政が積極的に支援する。今までは行政主導的な面があったのかと思う。今までは行政で計画したことが市民に報告され、そのまま実行されていたが、これからは石狩市の参加条例のように市民の意見を聞くことが必要になってくると思う。
座長 市民は仕事などで自分が係わったことは分かるが、その他のことは分からない。たとえば、一般市民からすれば山部になぜ野球場を造ったのか分からない。このような中で悪い情報ばかりどんどん市民の間で広がっていく。情報の共有という観点から、皆さんはこのことをどう考えるか。
委員 都合の悪い情報は流さない姿勢に問題があると思う。説明が足りない状況で、悪い噂はすぐに広まるから市民の不信感ばかりつのる。
委員 こういう時に、議会というのは何なのかと思う。
座長 議会の議事録を見ても、質問は出ているようだが、理事者側の質問に対する答えが正面から答えていないように思う。
委員 そういう機会が与えられなかったということに対して、感情的なものだけではいけないと思う。パブリックコメントを行っても、チャックする機能がなければただやっただけということになるのではないか。また、参加する人が一定の人だけに固まって、意見を言っても無駄だろうと思っている市民の考えを取り除かないといけない。
委員 情報がないとか、情報が不足しているとかみんな言うが情報って何だろう。市役所の中の人でも知らない情報ってたくさんある。職員は担当部署の仕事をしっかりやることが第一優先だから、他の部署の仕事にも気は配らないといけないと思うが、他の部署の仕事をどうこういうのは難しいと思う。
座長 市民としても細かいところまでは求めないと思うが、大枠として富良野市が医療体制がどうなるのかという方向性が見えない。市民は方向性が見えないから不安になる。
委員 総合計画は管理職に配布されたが、職員一人一人には配布されていない。
委員 職員一人一人にしっかり意識してもらうためには、全員に配布されてもいいと思う。作成にかかわった一人として残念に思う。
委員 市役所も混乱を真似かないために、はっきり決まっていないことを表に出せないということもあると思う。
座長 協会病院は危険な建築物で立て替えなければいけないという状況があると聴くが本当はどうなのかを市民は知らされていない。そうしたことの積み重ねが長期間にわたると不安が不信感に変わる。
委員 総合計画が職員一人一人に配られていないことは残念だ。カラーでなくても、コピーでもいいから配布されるべきと思う。
委員 駅前再開発事業など大きな事業についても、私たち職員が知らないという状況もある。こうしたことは良くないと思う。市役所内の情報の共有も大切である。
委員 そういう点では情報にも色々な切り口が必要だと思う。
委員 市役所内部でも情報を知らせているが、他の仕事に意識を向ける余裕がないということもある。市民への情報提供の場合にもそうしたことがないだろうか。
委員 経験を積んでいないと、審議会などに出席して意見を述べるということはなかなか難しいと思う。正直、意見を言いづらい。市民参加に対して議会の役割って何だろうと思う。
座長 それは時間を掛けて話し合い、改善すべき点は改善する必要があると思う。
委員 市民の温度差というものは確かにあると思う。温度の低い人や言われたとおりしてきたという人は、これまではお上がやってきて何でもなかったんだから、これからも何とかやってくれるだろうという意識だと思う。これからの時代はそういう意識では生き残れない。まちづくり条例をつくらないで、こうしたことを話し合っていたら変化に10年かかるかもしれないが、条例という標ができれば3年で変わるかもしれないと思う。
委員 互いに責任を持てるシステム、ルールが必要だと思う。
委員 一方的に市役所が悪いとかではなく、互いに責任を持ち、より良い仕事をすることが大切だと思う。市役所では情報を十分流すことが必要だと思うが、情報をもらって市民が何にもしなかったら市民自身の責任だと思う。
委員 このままでいくと、富良野市の赤字債権団体になるかもしれないということもあり得る状況の中では、みんながしっかりと考えなければならない。
委員 市民も市役所の仕事に対して、意義があるときにきちんと異議を唱えていないのは良くないと思う。
委員 市の予算の使い方に疑問があるときは、監査請求を出すことができる。さらには不服審査制度もある。
委員 そういう制度があるのに、市民が行動を起こさないということや議会が承認しているということは私たち市民も考え直さないといけない。
委員 山部厚生病院の存続問題では、山部商工会など市民の有志が署名を集めて、180度違う方向性が出た。こういう市民運動は大切なことだと思う。ただし、その後の市の対応に関しては何とも言えない部分もあるが。
委員 市役所の持つ情報は膨大にあり、大切な情報とそうでない情報の整理などは必要だと思う。
委員 情報に対しては市民と市役所が膝と膝を付け合せて話し合うことが大切だと思う。
委員 市職員が職場内でしっかりと情報を共有していないと市民に対して話すこともできないと思うが、膝と膝を付け合せた場面での職員の発言がオフィシャルの発言となるのかどうか。
委員 そういう点では、市職員の発言はオフィシャルなものでないといけないと思う。たとえば、ニセコ町で行っているまちづくり町民講座は、オフィシャルなものであり、町民と役場が膝と膝を付け合せた話し合いの機会だと思う。
委員 ニセコ町では、町民講座に中で、町民、町職員、町議会議員が一緒になってまちづくりについて話し合っているのだと思う。また、その話し合いの機会を通して信頼関係を築いていると思う。
委員 そういう点では、富良野市の議員さんに対しては寂しく思う。
委員 議員さんよりも、町内会長の方が地域の人と話し合い、頑張っていると思う。
委員 私たち市民は市議会のあり方についても話し合う必要があると思う。
座長 研究会の報告書ですぐに解決できそうな課題について提言したいと思うがどうか。「出前講座」「役所用語の追放」「広報について」など皆さんの意見はどうか。
委員 「役所用語の追放」は「前向きに検討します」ではなく、「いつ頃までにできそうです」などの考えが大切なのかと思う。
委員 「広報について」は新聞形式にするとしても、全戸に配布するのが大変だと思う。
座長 逢坂ニセコ町長の日記は素晴らしいと思う。職員を団体に派遣したときなどでも「こういう理由で派遣します」など情報がオープンである。
委員 「庁議の公開」を提案してはどうか。
委員 庁議で決まったからという事業執行は良くないと思う。庁議とはどんな会議で、どんなことが話し合われているのか市民として知りたいと思う。
委員 ルールづくりと平行して、こうしたすぐに解決できそうな課題の改善提案を行うことは大切だと思う。私も報告書の内容を考えてみたが、報告書の構成をどう考えたらいいか分からずこの場に来てしまった。そういう意味では職員の能力開発のために「研修制度の充実」を図ることも大切だと思う。
委員 江別市にある自治研修センターで研修を受けることも大切だと思うが、より専門性のある研修や民間での研修なども大切だと思う。
委員 今後、富良野市でまちづくり条例(案)をつくり、市民に向けて出していくことになると思うが、条例化する過程から市民参加を意識することが大切だと思う。たとえば、パブリックコメントを実施など。
委員 ところで、私たちの提案は活かされて、まちづくり条例がつくられるのだろうか。
座長 私たち研究会の提案を市長に報告して、まちづくりのルールが必要だということになれば、条例化の作業が1年かかるのか、2年になるかは何とも言えないが本格的な条例化の作業がなされていくと思う。大切なのは条例化の作業は市長一人が取り組むのでなく、市民、市職員、市議会議員などみんなで話し合い、取り組むことだと思う。条例をつくることより、それを動かすための情報の共有はもっと大切である。そういう意味では、条例づくりよりも、すぐに解決できる課題についての提言の方が大切かもしれない。
委員 今、富良野市は色々な面で大事な時期である。市民も真剣にまちづくりを考えないといけない。駅前再開発事業についてもそうだし、地域センター病院のことについてもそうである。
委員 素朴な意見として駅前再開発事業で再開発ビルにプールを造らなくても、中富良野町のプールに入らせてもらった方が効率的だと思う。
座長 こういうことが話し合える場や機会が必要だと思う。そういう意味ではすぐ解決できる課題についての提言は大切である。
委員 市役所にある各種計画や各種統計資料などをホームページに載せることも大切だと思う。
委員 確かに、各種計画書や統計資料など気軽に見ることができる環境は大切だと思う。
座長 会議資料の報告書(案)については、はじめに、これまでの経過、理想とすべき姿と課題などたたき台として提案いたします。これをじっくり見ていただき、次回会議までに修正や削除など意見をいただきたい。
事務局 富良野市のまちづくりの課題を石狩市の参加条例があったらどうなるのかを考えた資料が委員の方から提案ありましたので、これを報告書(案)に入れるかどうかも検討願いたい。
委員 今回の会議を入れて8回話し合ってきたが、この報告書(案)を最終報告書にしてよいのか。もう少し話し合うことも必要だと思うがどうか。今回の報告書(案)を中間報告として、もう少し勉強することも必要ではないか。
委員 僕もそう思う。今、研究会ではニセコ町の自治基本条例に方向が向いているが、石狩市の参加条例がどういうものなのか、もう少し検討することが必要だと思う。
委員 時間が許すのであれば、時間をかけても良いのではないか。
委員 市民参加のまちづくりという概念がここに研究会に参加してはじめて分かった。本当に市民参加が必要なのだろうか。
委員 市民が市政に参加することにより、より納得性の高いまちづくりができるのだと思う。参加することにより、なぜ施設が造られるのか、施設の建設には反対だが、どうして造ろうとしているのかは理解したなど過程の共有ができると思う。
委員 大切なのは市民が関心を持つことだと思う。市民が関心を持つことによりまちづくりが変わると思う。
委員 市民の多くは「住んでいて良かったと思えるまち」をつくろうと思っていると思う。それを実現するために市民が市役所のやっていることにかかわることが大切だと思う。神様のような人が首長になって、素晴らしいことばかりしてくれるとは限らないので、市民のかかわりは必要だと思う。
委員 市職員も一市民だという感覚を忘れないで、市民とともに頑張ることも必要だと思う。
委員 自分の住んでいる町内で、町内の人とどれだけかかわりを持てるかが大切だと思う。広報紙を出さなくても、市職員が口コミュニケーションで伝えることも大切だと思う。
座長 市役所には説明不足、不親切、紋切り型というイメージがある。何かやりたいと相談にいった時に「それは諦めなさい、それはいいわ」だけでなく、どうすれば可能となるのか、どうすればより良いものになるのかを言わないイメージがある。
委員 確かに、税務課はそういう傾向があると思う。聞かれたら話すが、聞かれないと話さない。
委員 僕は心が痛む時もあるが、できないものはできないとハッキリ言わせてもらっている。しかし、一緒にどうすればできるのかということも考えたりもするようにしている。
座長 次回も報告書のまとめ方について協議したいと思うがどうか。また、次回までに報告書(案)に対する皆さんの意見を箇条書きで構いませんので、事務局に提出して欲しい。
一同 異議なし。

報告書の項目(案)
はじめに
経緯について
条例の目的や効果について
情報共有や市民参加についての現状と課題(理想とすべき姿、現状一覧表)
すぐに解決できそうな課題の提示
市民参加条例・基本条例の骨子の提案
行政評価システムについて
総合計画の進行管理や財政状況の公表について
条例策定の工程表

お問い合わせ

企画振興課
電話:0167-39-2304 / FAX:0167-23-2121