第3回市民研究会会議結果

2005年11月7日

第3回まちづくり条例市民研究会会議結果について

今回は、生涯学習施設(生涯学習センターや野球場)の建設経過を題材として、市役所、市議会、市民の係わりなどについて話し合いました。

■委員の主な意見
委員 最初、農業高校の跡地利用について市役所内部だけで検討するのが良いのかどうか(市役所で方向性を出し、市民に知らせるのが良いのかどうか)。
委員 土地利用計画上、農業高校の跡地はスポーツを振興する地域とするのかが分からない。
委員 農業高校の跡地利用の検討に当たり、最初から市民が参加しても良かったのではないかと思う。
委員 市議会のチェック機能が弱いので、市議会議員に頑張ってもらうなければいけないと思う。
委員 当初から農業大学校が誘致できなかった場合の検討は当初からできなかったのかと思う。
委員 生涯学習施設の建設において、市役所は議会に承諾をもらう意識は高かったが、市民に対して情報を開示する意識は低かったように思う。
委員 市民参加のまちづくりを進めるのであれば、市民がどの時点でどういう係わりをしていくのか整理が必要だと思う。
委員 農業大学校の誘致が駄目になってから施設の建設に向けた計画を立てるまでの時間がなかったのかもしれないが、北海道へ補助金の要望調書を提出する前に住民説明が欲しかったと思う。
委員 一定のルールがない中で、行政の情報が提供されるので、担当者の裁量で情報の出し方も変化するのは良くないと思う。
委員 行政の意志決定には3つある。1つは最終的に市長が権限と責任を持って行う決断。2つ目は複数の案を用意してそのうちの1つを選択し、決定する方法。3つ目は市民や団体などと対話し、合意を形成していく方法。生涯学習施設は最終的に市長が権限と責任を持って英断を下したということではないかと思う。
委員 時間がない中で施設の建設が決定されたので、説明がないとか、納得できないという声が上がるのだと思う。時間がない中でどの位の情報を整理して出せば市民は納得できるのか。また、多様な価値観を持った人がいる中でどの位の人が納得できるのかとわからない。
委員 地域要望として出てくる夢や理想と現実との差を埋めていくためには、説明会での一問一答的なやりとりではなく、議論できる場が必要だと思う。
委員 野球場を建設した後の利用状況がどうなるのかという検討は十分なされたのか見えてこない。
委員 合意形成をしっかりしない中で、税金の使い方を決定できる庁議(市役所の部長以上が集まる会議)とは、そんなに権限があるのか。あるならば、誰が賛成して誰が反対なのかなど内容の開示が必要だと思う。
委員 どの位の人が山部まで朝野球やたそがれ野球をしにいくのか(限られた人になるのではないか)。そうであれば、どうやったら野球場の利用率が上げるためのメニューづくりが必要だと思う。
委員 最終的に、誰が建設の方針を決めたのかよく分からない(権限と責任の所在がみえない→権限が重ければ責任はその倍ぐらいは重いはず→条文化する必要がある)。
委員 農業大学校を誘致するための施設の一部が野球場なるのはよく分からない。
委員 生涯学習施設の建設に当たり、コンセンサスを得る方法(山部住民への説明と野球連盟との懇談)が妥当だったのかと思う。
座長 事業を実施する場合、総合計画との整合性は重要だと思う。(市長の政策よりも総合計画を重視→総合計画にないことを実施する場合、市民に対して軌道修正したことがわかるようにしないといけない)。
座長 庁議では何が話されてどういう風に決まっていったのか、そのときの市長の判断基準は何だったのかが分からないので、市民への説明が必要だと思う。
委員 協会病院や中心市街地の問題も噂では聞くものはあるが、説明がないと思う。演劇工場の建設場所の選定もよく分からないが、野球場の規模や事業費など市民に対してもっと説明が必要だったと思う。
委員 これからの市役所は事実だけを市民に説明して、そこから先は市民が市民同士で話し合う場面、市民が市民に働きかけて議論を盛り上げていく場面ではないかと思う。
座長 行政の役割と市民の役割はもっと明確にすることにより、市民参加が進むと思う。
委員 市役所が市民に意見を聞く場合、計画が変わっても良いという聞き方があれば、市民は参加してくると思う。野球場の建設が決まっている中で意見を聞きたいと言っても参加は進まないと思う。
座長 今までは市長が権限と責任でもってやれた時代であったが、今はそれができない時代となりつつあると思う。
委員 総合計画をつくった時、市民はおねだりばっかりであったが、そういうやり方では駄目だと思った。総合計画に掲げられている「市民と行政が一緒にやっていく」という考えを進めるためにはルールづくりが必要だと思う。
委員 農業高校は駄目な事例であったかもしれないが、福祉施設「いちい」の土日解放は市民が動いて土日も施設を利用できるよう運動した良い事例であると思う。「野球場をつくって、富良野高校を甲子園に行かそう」とかいう目標・スローガンがあれば、より良いものになるのではないかと思う。
委員 市民参加を求められて、「それは重たいよ」という市民もいるかもしれないので、参加しないという形もあることを忘れてはいけないと思う。
座長 これからの社会は、知恵のあるマチとそうでないマチの差は大きく開くと思う。理想としてあるべき姿をみんなで考えることが大原則だと思う。
委員 中心街はある意味、市民の声を効き過ぎたから、あのようになったのだという人がいる(市民が言いたいことを言って、富良野市内にある課題、市民の希望が全部入っている)。
委員 子どもがオモチャを買ってもらうのとは違うのだから、「こういう理由があるから、これが必要なのです」というまちづくりのルールが必要だと思う。
委員 市民参加は白紙で良いものもあるが(開庁100年事業のイベント)、専門性のあるものについてはそうでない面もあると思う。
委員 今までの行政と市民の関係は上下関係に近かったが、今は行政と市民が一緒に行える関係にあると思う。こういった点がルールとして条例になると良い。
委員 野球場はスポーツ団体からずっと要望があって建設されたのだと思うし、山部は車で行ける距離だと思う。富良野の市街地近くに色々なものができれば良いが、車社会の今日では山部に施設がでも良いと思う。この考え方は富良野沿線の広域行政を考えた時にも大切だと思う。
座長 経済が成長しない時代には、道路はボロでも、福祉が充実しているとかまちづくりのあり方を市民も考えないといけないと思う。
委員 「なぜ山部に野球場ができたのか」と富良野の人は考えると思うが、山部の人からすれば、「富良野にばかりできていいな」と考えると思う。富良野市全体として考えて、話ができる仕組み(ルール)を作れれば、より多くの人が納得できる街づくりができると思う。
委員 神奈川県ではテニスするのに片道30分掛けて通い、しかも抽せんで当たらないとテニスコートは使えなかったという状況を考えると富良野市は贅沢なマチだと思う。なぜ山部なのかということよりも、施設は造ったらどう活かすかを考えないといけないと思う。
委員 まちづくりは総合計画に基づき行われるのが基本である。市民とともに作り上げた総合計画に掲げられている事業を中止する最終的な判断は市長にあると思う。
座長 総合計画は何年かで見直しをかけるなど運用の工夫が必要だと思う。

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