障がいを理解しよう

2013年9月12日

●障がいを理解しよう

 

■「障がい者」とは? 
障がい者(18歳未満は障がい児)とは、何らかの原因により長期にわたり、日常生活や社会生活において、制限を受けざるを得ない方です。障がいの分類は「身体障がい」、「知的障がい」、「精神障がい」です。
  
■身体障がい 
○視覚障がい 
視覚障がいとは、視力が「全く無い」、もしくは日常生活や就労などの場で、不自由を強いられるほどに「弱い」障がいです。(全く見えない、文字がぼやけて読めない、物が半分しか見えないなど、さまざまです)。また、特定の色が分りにくい人もいらっしゃいます。
○聴覚障がい 
聴覚障がいとは、音が「聞こえない」「聞こえにくい」障がいです。
○視覚と聴覚重複(盲ろう)障がい 
視覚と聴覚重複(盲ろう)障がいとは、視覚障がいと聴覚障がいをあわせもった障がいです。全盲ろう(全く見えなくて、全く聞こえない)、全盲難聴(全く見えなくて、少し聞こえる)、弱視ろう(少し見えて、全く聞こえない)、弱視難聴(少し見えて、少し聞こえる)に大きく分けられます。
○肢体不自由 
肢体不自由とは、手や足などのからだの一部、又は全部に障がいがあります。障がいの内容はさまざまで、生まれつきの(先天性)障がい、病気や事故による(後天性)障がい等、個人差があります。また、重度の肢体不自由と重度の知的障がいをあわせ持ち、常時介護が必要な障がいが「重症心身障がい」です。肢体不自由には、脳性まひ、脊髄損傷など全身に障がいが及ぶものや、間接リウマチなど間接に障がいが及ぶものなどがあります。
脳性まひは、自分の思いとは関係なく、手や足、顔などが動く特徴があります。
○内部障がい 
内部障がいとは、からだの内部に障がいがあります。「心臓機能障がい」、「腎臓機能障がい」、「ぼうこう・直腸機能障がい」、「ヒト免疫不全ウイルス(HIV)による免疫機能障がい」、「肝臓機能障がい」、「呼吸器機能障がい」、「小腸機能障がい」の障がいがあります。 
<心臓機能障がい> 
心臓の機能が不整脈、狭心症、心筋症等の病気により低下する障がいです。機能を正常にするため、「ペースメーカー」を胸やお腹に埋め込むこともあります。
<じん臓機能障がい> 
腎臓の機能低下により、老廃物などを排泄できなくなり、不必要な物質や有害な物質が体内に蓄積してしまう状態です。定期的に「人工透析」により不要物を取り除く必要があります。
<ぼうこう・直腸機能障がい> 
膀胱、直腸が機能低下または機能を失ってしまった状態です。排泄物を体外に排泄するための人工肛門・人工膀胱(ストマ)を使用する方もいます、そのような方を「オストメイト」といいます。オストメイトの方は、便や尿を溜めておくための袋(パウチ)を、腹部に増設したストマに装着しています。そのため、パウチに溜まった排泄物を処理できるオストメイト用のトイレが必要です。 
<ヒト免疫不全ウイルス(HIV)による免疫機能障がい> 
ヒト免疫不全ウイルス(HIV:免疫力を低下させるウイルス)により免疫機が低下し、感染症が起こりやすくなったり、脳や神経の障がいを患ったりします。早期発見、治療によりエイズの発病を遅らせたり、症状を軽くすることができます。
HIVは感染力が弱く、日常生活ではほとんど感染しません。HIVを正しく理解することが大切です。
適切な治療を行うことでエイズの発病を遅らせたり、症状を軽くすることができます。
<肝臓機能障がい> 
肝臓の機能低下により、栄養分を体内で分解したり、有害な物質を無害な物質に変化させるなど支障が出る状態です。症状が現れにくく、自覚症状が出るころには非常に悪化していることが多いです。 
<呼吸器機能障がい> 
肺の機能が低下して、酸素と二酸化炭素の交換がうまくいかずに酸素が不足(呼吸困難等)する状態です。
<小腸機能障がい> 
小腸の機能が損なわれ、食事を通じた栄養維持が困難な状態です。食事制限があり、定期的にチューブを使って鼻や胃などから栄養補給を行ったりします。
  
■知的障がい 
知的障がいとは、脳に障がいが生じ、読み書き、計算など知的機能に困難があり、社会生活にうまく適応できない場合で、発達期(おおむね18 歳まで)に生じたものをいいます。
知的障がいのある方の多くは、言葉をうまく使えなかったり、ものごとの理解に時間を有する場合などがあります。 
<主な特徴> (一例です) 
・読み書きや計算が苦手
・自分の意見などを伝えるのが苦手
・物事に対して継続して取り組めないなど、集中力が続かない
・ひとつの行動に執着したり、同じ質問を繰り返す
・考えることがゆっくりしていて、状況を判断して予想することなどが苦手
○自閉症 
自閉症とは、脳の情報処理がうまく出来ない障がいです。「内向的な性格」や「心の病」ではありません。また、家庭環境や育て方が原因で起こるものではありません。
自閉症の方は、コミュニケーションを上手くとることが苦手で、周りから誤解されたり、人づきあいがうまくい出来ないことがあります。
○学習障がい(LD) 
学習障がい(LD)とは、知的発達には遅れは無いですが、読み書き、計算など特定の能力に遅れが見られます。
○注意欠陥/多動性障がい(AD/HD) 
注意欠陥/多動性障がい(AD/HD)とは、忘れ物が多い、時間や物の管理ができない、集中力が続かない、じっと座っていられない、など自分の感情や行動をコントロールできません。
 
■精神障がい 
精神障がいとは、精神の病気のため、日常生活や社会生活がしずらくなることをいいます。精神の病気はだれもがなる可能性が有ります。多くの場合、適切な服薬治療や周囲の配慮があれば症状が安定し回復に向かいますが、症状が残ったり、再発したりすることもあります。
○統合失調症 
統合失調症とは、幻聴や幻覚、感情の障がいなど多様な精神症状が特徴です。現実を認識する能力が妨げられ、判断ができにくく、対人関係が難しくなることが有ります。
○うつ病 
うつ病とは、「心の疲労が蓄積し、休息のリズムが乱れ、疲れているのに休めない状態」です。主な症状としては、「眠れない」、「食欲がない」、「一日中気分が落ち込んでいる」、「何をしても楽しめない」などがあります。
○発達障がい 
発達障がいとは、育て方や家庭環境が原因ではなく、生まれつき脳の働きに障がいがあると考えられていますが、原因は分っていません。まわりの人たちとの関係で誤解を受けることも多く、自信をなくしたり、ひきこもったりする問題等も有ります。
○アスペルガー症候群 
アスペルガー症候群とは、社会的ルールに従って行動することが苦手で、言葉の表面だけをとらえ、本当に伝えたい内容を誤ったり、また、突然の予定変更などでパニックを起こしたりします。
○高機能自閉症 
高機能自閉症とは、人との関係作りがむずかしく言葉の発達に遅れが出る、興味関心に偏りがあります。知的な遅れは伴いません。
○高次脳機能障がい 
高次脳機能障がいとは、事故や頭部のけが、脳卒中などで脳が損傷を受けたため、言語や記憶、思考、空間をとらえる能力などの脳機能に障がいが起きた状態を言います。症状の現れ方に個人差が大きく、障がいがあることがわかりにくい場合があるため、本人が気づきにくい、周囲の理解を得るのが難しいという特徴があります。

 

■障がい者に関するマーク 
街で見かける、さまざまな障害者に関するマークについて紹介しています。 
こちらをクリックしてご覧ください。(内閣府ホームページ)

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